人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
ビニールハウスに閉じ込めた雪が融けたのでアスパラの畝にもみ殻くん炭を散布。ハウスの中はムンと暑くて懐かしい匂い。眼鏡は曇るわ汗だくになるわ。今年も体温調節が難しい季節が来たんだなぁ。
さて、暑い(熱い)といえば昨日の続き。
今回の剪定情報交換会ではJA青年部員の有志が中心となって行われたが、この場にJA技術員が参加したことは意義あることだったと思う。通常、技術員は講習会などで生産者を前に実技しあれこれと説明や指導する立場にあるが、昨日は違った。生産者4人がパネリストとなった情報交換会であって、よくある講習会でもなかった。
技術員は往々にして教科書的な教え方をする。そういう仕事なのだから仕方がない部分もあるが、たとえ彼らが自ら(自家用でも)栽培していたとしても、これでメシ喰ってますの農家とは基本姿勢が違うだけに整枝剪定にも何らかの違いが出てくるのは当たり前である。
その違いを受け止めた上で「農家はどんなことを意識し剪定をするのだろう」とか「どんなものを作りたいと思うのだろう」とか、いろんな角度から農家それぞれにあるシビアな気持ちを汲み取って今後の指導に生かしてくれるのが、良い技術員なんだと思う。
技術員に限らず当地JAには若くて優秀な人がたくさんいて中にはとても熱心な人もいる。なのに、年とともに情熱が失せて行くように見えたり、または「以前はすごく熱心な人だったんだよ」なんて話を聞いたりすることは案外珍しくない。もし、その原因が組織にあるとしたら非常に残念なことだけれど、それでも、どうにかして若い人たちに打破してもらいたい。青年部員の熱い気持ちが伝播するように、いつしか大きな力になっていくと思う。発火点ギリギリでくすぶっている人もいるはずだから(笑)強い気持ちでもって揺さぶっていただきたい。
JA内ではよく呪文のように「農家の手取り向上」って言うけれど、それだけを求める農家ってもう多くない。少なくとも私たちの世代では。手取り云々なんてレベルじゃない、もっといい仕事がしたいですよ。必要であれば農家を頼ってもらっていいのでは。
ねぇ?波平さん。
さて、暑い(熱い)といえば昨日の続き。
今回の剪定情報交換会ではJA青年部員の有志が中心となって行われたが、この場にJA技術員が参加したことは意義あることだったと思う。通常、技術員は講習会などで生産者を前に実技しあれこれと説明や指導する立場にあるが、昨日は違った。生産者4人がパネリストとなった情報交換会であって、よくある講習会でもなかった。
技術員は往々にして教科書的な教え方をする。そういう仕事なのだから仕方がない部分もあるが、たとえ彼らが自ら(自家用でも)栽培していたとしても、これでメシ喰ってますの農家とは基本姿勢が違うだけに整枝剪定にも何らかの違いが出てくるのは当たり前である。
その違いを受け止めた上で「農家はどんなことを意識し剪定をするのだろう」とか「どんなものを作りたいと思うのだろう」とか、いろんな角度から農家それぞれにあるシビアな気持ちを汲み取って今後の指導に生かしてくれるのが、良い技術員なんだと思う。
技術員に限らず当地JAには若くて優秀な人がたくさんいて中にはとても熱心な人もいる。なのに、年とともに情熱が失せて行くように見えたり、または「以前はすごく熱心な人だったんだよ」なんて話を聞いたりすることは案外珍しくない。もし、その原因が組織にあるとしたら非常に残念なことだけれど、それでも、どうにかして若い人たちに打破してもらいたい。青年部員の熱い気持ちが伝播するように、いつしか大きな力になっていくと思う。発火点ギリギリでくすぶっている人もいるはずだから(笑)強い気持ちでもって揺さぶっていただきたい。
JA内ではよく呪文のように「農家の手取り向上」って言うけれど、それだけを求める農家ってもう多くない。少なくとも私たちの世代では。手取り云々なんてレベルじゃない、もっといい仕事がしたいですよ。必要であれば農家を頼ってもらっていいのでは。
ねぇ?波平さん。
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寒空の下、JA青年部の有志を中心に「剪定情報交換会」が行われた。
わが家の園地が使用されたこともあり私も(見るだけ)参加した。寒かった(笑)。今日の北風は自分で剪定しててもかなり寒さを感じただろうが、見てるだけの時の寒さってハンパない...
聞くところによると午後のりんごの部の参加者はそこそこ多かったらしい。まぁ、このあたりのももは河川敷が多いし参加者が限定されがちなのはわかるけれど。ちょっと淋しい気もしたが重要なのは人数ではない。
人の剪定を間近で見ることは面白くもあり参考にもなる。ただ、各々が持つ整枝剪定の目的と理由を述べるだけじゃ面白くないんじゃないか?と今日初めての情報交換会を終えた彼らは思ったようだ。意見をぶつけ合うだけじゃなくて人のまねもしてみようよ、と。そのへんがいつかの剪定ショーとは違うところ。
たしかに、就農してある程度経てばやり方も考え方も自分なりに筋を通しているように思いがち。経験から自分なりの答えを導き出しつつあるような気もしてくる。自分はコレだ!と思ったことを貫くのもいいが、複雑系の世界はそんなに甘いもんじゃない。だったら、今自分が正しいと思っていること以外の方法も試せばもっと理解が深まるんじゃないか。などと彼らが思ったかどうかは定かではないが。
農家は一年に一度しか何かを試すことができない。
そう。だから人数なんて問題じゃない。要は少しでも気持ちを持った人が集まること。最近の彼ら青年部の活動を見ているとそう感じる。なんでもかんでも要はそこに気持ちがあるか愛があるかどうかだよ。なんてな。いや、マジメにそう思う。
熱い気持ちが大切だ。特に寒い日は。
わが家の園地が使用されたこともあり私も(見るだけ)参加した。寒かった(笑)。今日の北風は自分で剪定しててもかなり寒さを感じただろうが、見てるだけの時の寒さってハンパない...
聞くところによると午後のりんごの部の参加者はそこそこ多かったらしい。まぁ、このあたりのももは河川敷が多いし参加者が限定されがちなのはわかるけれど。ちょっと淋しい気もしたが重要なのは人数ではない。
人の剪定を間近で見ることは面白くもあり参考にもなる。ただ、各々が持つ整枝剪定の目的と理由を述べるだけじゃ面白くないんじゃないか?と今日初めての情報交換会を終えた彼らは思ったようだ。意見をぶつけ合うだけじゃなくて人のまねもしてみようよ、と。そのへんがいつかの剪定ショーとは違うところ。
たしかに、就農してある程度経てばやり方も考え方も自分なりに筋を通しているように思いがち。経験から自分なりの答えを導き出しつつあるような気もしてくる。自分はコレだ!と思ったことを貫くのもいいが、複雑系の世界はそんなに甘いもんじゃない。だったら、今自分が正しいと思っていること以外の方法も試せばもっと理解が深まるんじゃないか。などと彼らが思ったかどうかは定かではないが。
農家は一年に一度しか何かを試すことができない。
そう。だから人数なんて問題じゃない。要は少しでも気持ちを持った人が集まること。最近の彼ら青年部の活動を見ているとそう感じる。なんでもかんでも要はそこに気持ちがあるか愛があるかどうかだよ。なんてな。いや、マジメにそう思う。
熱い気持ちが大切だ。特に寒い日は。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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[10/01 KINTA]
[09/15 FURUICHI]
[08/16 下栗のマリマリ]
[08/16 下栗のマリマリ]
[07/01 FURUICHI]
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