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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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まい・ながのぱ〜ぽ〜〜(ドラえもん風に)


↑ちょっとブルーム落ち、かつサビあり


先日、苦心の作「ナガノパープル」の記念すべき第1回目の発送があった。
まずは全てが無事届いたかどうかが気になるが(種なしぶどうは繊細なので輸送中の事故が多い)、早速食べてくださった方々からの反応は上々で、大変嬉しい。

今まで食べたぶどうの中で一番おいしい、とか(え〜?そぉかい?)
大変美味く今までにない感じ、とか(たしかに今までのぶどうにはない食味だよね)
また、幼なじみからは『ドうまい!』と三河で最上級のお言葉をいただく(笑)

まぁ...なんつーか、...報われるね。こういう言葉が、一番。
あの日々を思い返せばね...

今回、パープルを注文してくださった方の多くはきっとこのブログを見ていて、私があんまり苦労しているもんだから応援してくれたのだと思う(笑)。その気持ちに応えることが出来たのなら、私にとっても最高なのである。

波平さんを筆頭に、今年の栽培に関わってくれた方たち。
見栄えとしての出来は今ひとつですが、お客さんにおいしい!と言ってもらえるような良いものも育てることができました。本当にありがとうございました。


あ、追加注文のある方はお早めに! なんてな(^_^)

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ジベおわた━━━━━━!!! ヽ(゚`∀´゚)ノ



はあぁぁ...。1回目のジベ処理から15日目。最適な果粒横径(8〜9mm)を超えていたり、逆に小さい径の房もあったが、なんとか、なんとか、終わったよ〜〜。うれすぃ〜〜〜。

遅ればせながらジベ(ジベレリン)処理はこうして行う、という動画を紹介。自分で撮影すれば良かったけれど、なんせ一人で行ったのでそんな手間も余裕もなく。


【以下、参考動画】

ジベ処理1回目
花穂が小さいうちはこのようなカップでジベレリン液に漬ける。動画の中では手早く作業しているが、漬けた後によく花穂を振って液を切らないとサビ(表面にできるガサガサ)ができてしまうので、巨峰やパープルのような大玉品種ではより丁寧に行う。ちなみに液が赤い色をしているのは、処理済が一目でわかるように食紅を添加しているから。作業後は手も服も真っ赤になってしまうのだ。





ジベ処理2回目
すでに「花穂」ではなく立派な「房」になりつつあるので、大きめのカップを使う。スイッチを押すと腰に吊り下げたタンクの液が、カップの縁から中央に向かってシャワー状に流れる「らくらくカップ」というもので房全体を濡らす。上記の説明同様、漬けた後によく房を振って液を切るので、こんなに手早くはいかない。




どうでしょ?参考になったかな。



完全ではないが、やっとやっとのパープル摘粒が終了。

長かった...・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

気分的にではなく本当に時間がかかってしまった。慣れない作業というものは恐ろしい。ただ、ほっとする間もなく、明日は2回目のジベ処理である。明後日からは雨のようだから、なんとか間に合ってよかった。

なんだかここ毎日がギリギリな感じである。すべては私の不慣れなせいであるのだけれど、もしもいつか、高級な作物を作って売ろうとするならば、このくらい張りつめた気持ちを持って臨みたいものだ。だからこそ価値があるはずなのだ。それはそうと、私の渾身(?)のナガノパープルも早くお客さんに食べてもらいたいなぁ〜!!

明日は年に一度の農休みの日。農家が大手を振って休める日。この日の前にジベも終わらせたかったのに...仕方ない、今年のMy農休みは7月1日ということで(笑)

明後日、たぶん倒れます...



摘粒後のナガノパープル。目標粒数は30前後。慣れれば数えなくてもわかる。




パープル摘粒が続いている。

日に日に肥大する粒を気にしつつ、ただただ粒を抜いている。写真を撮っている余裕もないのでブログも面白味に欠けるが仕方ない。(写真はまた最終日にでも)

今日も作業中に意識が半ば朦朧とし、パターン化された摘粒の方法が変わって、突如妙な格好の房に出来上がってしまうことがあった。いかんいかんと意識を修正しながらの作業だった。

慣れた人ならもう終わる頃だろうが私はやっと5分の3が済んだあたり。今年はネクタリンとプルーンの”なり”があまり良くないので、このパープルで手間取ってさえいなければ今ごろももの袋掛けも終わって夫と映画でも観に行けてたかもしれない。

摘粒はまだ続く。園地巡回には間に合わないわー...


今日からナガノパープルの摘粒(てきりゅう)作業に入った。摘粒はこれまでヘルプ的にしかやったことない作業で、正直あまり自信はないが...やるしかないのだ。

摘粒とはりんごやももで言えば摘果(てきか・てっか)のようなもので、ぶどうの粒を一房において適正な量にまで取り除くことである。

巨峰に比べて意外に粒の量が多いパープルは、摘粒がかなり面倒だ。ちまちまちまちま.....と粒を指でつまんで抜いていると1時間に一回くらい、

うわーーーーーーーーーーーっっ!!と叫びたくなる。元来、細かい仕事も嫌いな方ではないし、こんな感情になる自分がわりと新鮮な気さえするが。おそらく、棚が高かったり低かったりで首や肩や腕が痛いし、立ちっぱなしであまり動かないし、そういう身体的な「うっぷん」も溜まるんだろう。

さて、全部終えるまで何日かかるでしょうね。


波平さん
肥大が進んだものはだいぶ緑っぽくなりました。(軸は黄色っぽいけど) あと、房の一番下の粒が小さくてショットベリーとの判別が難しいです。残しても流れてしまいそうで怖い。摘粒アルバイトいつでも歓迎しますよ(笑)




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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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