忍者ブログ
人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
2017.04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サンふじの次の収穫までやや日数が空くため、冬支度の作業をできるところから始めることにした。とりあえずは若木の藁(わら)巻き、...の前のペンキ塗り

ここでも何度か書いていると思うが、株元の数10cm上を白く塗るのは、春先に藁を外した後の凍害対策である。植えたばかりの若木はまだまだ枝も少なく、幹も細いので塗ることはわりと容易い。これが3〜4年も経った樹になれば、株元に身体をもぐり込ませるのもなかなか困難になってくる。

枝や芽を傷つけぬよう身を縮めて株元に座り込む、立つ、を繰り返して、やっぱり今年も腰が痛くなった。農作業というのは、一つの品目に取りかかれば、終わるまでの一定期間はその作業の繰り返しである。例えば摘果なら延々と終わるまで摘果作業。収穫ならば、収穫である。よって作業中は限られた身体の部位をとことん使うことになる。

これまで平気だった場所が痛くなれば「この腕、指...いつまで保つんだろう?腱鞘炎がひどくなって使い物にならなくなったらどうしよう...」なんて不安もよぎる。そんな時はいつも田中泯さんの言葉を思い出す。

あの日、サインをしてもらっている時、ふと、こういう舞踏家だってそうとう身体を酷使するのではないか?しかも泯さんは畑作業もやられるのだから丁度いいと思った私は、身体の良い動かし方または痛くならないようなコツをお持ちなんでしょうか、というようなことを尋ねてみた。すると、泯さんはゆっくりとした口調で『僕も農業やってますからね...しょっちゅう身体は痛くなりますよ...ただ...痛い方がいいじゃないですか』と言った。

痛いと感じられること、それもいいんじゃないの。仕事をした証しでもあるし。...というような意味に私はとったのだけれど、言葉の最後の方をニカッと笑いながら言われた時にはガツーン、ドキューン(笑)。あーーっ、そっかーー、いや、まぁとりあえず、メチャ格好いい!!

同じ作業ばかり繰り返せば痛くなるのも普通だし、あぁ今日はここの筋肉使い過ぎたかなぁとかあんな体勢だったから痛くなったのかなぁとか、そういうことで肉体と会話するのも悪くない。畑に出て土を触ったり御天道様を浴びたり、そこに愛しさを感じられるうちは、きっと笑って痛い痛いと言っていられるだろう。

ま、理想は痛みが続かないようにケアすることと、美しい"農の所作"、だけどね...



サイン。表紙とか扉ページに入れるのが普通なんだろうが、私の希望で畑で舞う泯さんの写真ページに。
0414b.jpg


PR
自家用の稲刈りと、本年のナガノパープルの収穫がすべて終わって数日。季節はすっかり秋。その変化に身体がついて行けない感じで、やや腑抜けな状態なこの頃。

あー...終わったんだなぁ...
あの過酷な日々が走馬灯のように蘇る(笑)

今回は皆さんに食べてもらえるようなちゃんとしたものも育てることが出来たのだが、全然ダメダメなものもたくさん出来てしまって。まぁ、それだけに荷造りもなかなか大変だった。反省点も改善点もたくさんあって、なんとか来年に活かさなくちゃなぁと多少のプレッシャーは感じるものの、今は落ち着いて振り返ってみたいと思っている。ここらで一寸、気分もリセットしなくてはね。

ということで、明日から栃木県の益子町へ一泊してきやす!
二年に一度行われるという「土祭(ひじさい)」を体感しに。そして、懐かしい面々に会いに。

行けるかなぁどうかなぁと気を揉んでいたのだが、ぶどうの直販も終了したし、まだ秋季剪定は途中だけれど、畑には草がぼうぼうとしているけれど、ココロのお洗濯の機会は逃してはいけない。「この仕事が終わってから...」なんて思っていると延々とそんな機会はやってこないのが農業。8年目にして実感したことの一つである。

う〜む楽しみだ。



パープル収穫も終盤の頃、お世話になった波平さんの奥サマYumiさんと娘Mocoちゃんを畑にお招きし、3人でプチ『ぶどう祭り』を開催(笑)。Mocoちゃん、初めてのぶどう狩りで興奮したね。楽しかったね。おへそがキュート★





9月の嵐は続いている。

昨日は、桃の収穫 → 桃の出荷後プルーン収穫 → 種なし巨峰荷造り&発送準備 → プルーン荷造り...てな感じで目が回るような一日だった。今日は今日で一日パープルの荷造りと発送準備に追われ、いつになったら穏やかな日が来るんだろう...と、なんだか二人ともヨレヨレにくたびれた感強し。

24日の稲刈り(自家用)までは、まぁこんな調子かな...

そんなこんなで、本日パープル2発目行きましたよ〜!
追加注文くれた方々、ありがとうございました!!!!


雨がないせいか、今度はスコウプルーンの成熟がやけにスロウだ。今年は本当に「遅れる」年だなぁ。そのわりにはナガノパープルなどのぶどうは順調なので、発送順序が珍しく逆になりそう。

ただでさえ収穫が立て込んでいるのに今月は祝日が多く、出荷できる日が限られている。この時期の二日連続で収穫できないってのはイタイ。プルーンとぶどうの合間に桃の収穫を入れたりしているので予定はめいいっぱいなのだが、気分的にジリジリとした日が続く。

そんな中、夫は空いた時間を使って桃の秋季剪定を始めている。今日、私はその枝片付けをしていたのだが、勢い余ってノコギリの刃が左手甲にグサッ!傷自体は大きくないが、やや深めに(しかもちょうど血管のある所に)刺さったのであっという間にダラダラと流血。日頃から夫に「気をつけろ」と言っていたことが、自分の身にも起きてしまった...反省。

農業に限らず、身体を動かす仕事はちょっとしたケガでも支障が出る。特に収穫は、感触を確かめる手と、色を見極める目と、ハシゴ(三脚)を上り下りする足に問題があれば途端にうまく行かなくなる。だからこそ気をつけなくちゃと意識していたのに。身体だけでなく、注意力にも疲れが表れているのか。イカンイカン。

気を引き締めて、明朝はパープル収穫だっ。


ももが熟してきましたよぅ。

この殺人的な暑さの中で行うももの葉摘み作業はたしかに過酷なのだが、木陰はたしかに涼しくて気持ちも身体もホッとする。こんなに暑いんだから、おいしい桃に仕上がってくれるといいなぁ。あ、そろそろ「あかつき」「白鳳」の発送案内をしなければ...

畑で甘い香りをぷんぷんさせている桃たち。もうすぐお届けです!!





映画
ブログ内検索
管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
コメント
[10/01 KINTA]
[09/15 FURUICHI]
[08/16 下栗のマリマリ]
[08/16 下栗のマリマリ]
[07/01 FURUICHI]
↑メモのマークは管理者からの返信付きの意
バーコード
広告
メールフォーム
Powered by Ninja Blog Photo by MIZUTAMA Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]