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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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無事一回目のジベ処理終了ぉ。幸いなことに一部の房を除いて処理が可能な状態だったので、ほとんどを今日で終えることができて嬉しい。

これほど咲いているとは前日に判断できなかったので午前中はもたついてしまった。お昼ごはんもそぞろに午後から必死になって作業しているところへ夫のヘルプ。2,3本だけでも手伝ってもらえて本当に助かったな〜。

農作業に限らず、どんな仕事でも一人で仕切るというのは、大変。ピンポイントでこなしていく作業が多いぶどうは特に大変。次はいよいよ摘粒だが、こんなんで収穫まで身が保つのだろうか。

とりあえず、今夜はぐっすり眠れそう...



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ついに来た。ナガノパープルのジベ処理1回目。本当はもう1日引っ張りたいところだが、土日は雨模様らしいので明日決行する。

組合の指導によると『花蕾の先端が100%咲いた時から1〜2日が最適期』とある。ただ、花の咲き具合は房それぞれに違いがあるので難しい。早くても遅くても軸の曲がりや肥大に影響が出てしまう。

理想は最も効果の出やすい房から浸漬処理を行うことだが、天候の都合もあるしパープルばかりにちまちま時間を費やすことは多品目栽培農家にとって困難だ。

多少の影響が出ようと、なるべくたくさん処理するのが良さそう。

明日は一日ジベ処理だべ。



一昨日の午前中やっとこさで誘引が終わると、午後は早速房切りに突入。ぶどうの花のいい香りに酔う余裕もなく、黙々と房切り房切り房切り...。一人じゃダメっぽかったので夫にヘルプ要請。

で、今日終了...。ジベ処理1回目の準備しなくちゃ...

他の果樹の摘果がだいぶ遅れてしまっているのが気になるが、ひとつひとつ片付けるしかない。災害でもない限り、何かが原因でいきなり終わったり片付いたりしないのが農作業。人が手を出さなければずっとそのままなのだから。

パープルは終わったが、種なし巨峰の房切りがまだ少し残っている。ふぅ〜...(最近こういうため息多いな...)


6月に入ると、くだものに関する問い合せが増えてくる。今年は5月初旬の「プルーンはいつからですか?」という問い合せが始まりだった。暑い日が続くと気分はもうフルーツなんだろうな。(有り難いねぇ)

甲信地方も今日から梅雨入りし、またしばらくフルーツ気分からは遠ざかりそうだが、今年もご案内できるようにきちんと管理せねばなるまい。

今年は販売を見合わせる予定の品種あり。メルマガが配信されたらご確認ください。


今日は雨だったので午後から「あかつき(もも)」の本摘果へ。順調に生育中。




パープルの花がほんの一部咲き始めた...

なんとか房切りの前に終わらせたいと頑張っているのだが、パープルの誘引(棚付け)がなかなか終わらない。これほど長時間ぶどうと付き合うことに慣れていないので、なんだか毎日へとへとだ。

頑張ってるよ〜!なんて言いたくはないが、作業中はほぼ休憩もせず誘引して誘引しまくっている。これほどノンストップで気合い入れて作業したことは今までないかもしれない(おい)。っていうくらいに、本当にテンパってるんでさぁ。

残りの樹あと3本。

こうなったら絶対ぜっったい良いパープルに育ててやるぅぅぅぅぅぅぅ


※今年のナガノパープルの直販予定はありませんが、購入希望の方はぜひ応援コメントを!
(当園のくだもの購入経験がある方のみ)




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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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