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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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冷たい雨が降った昨日、昨年より一日遅れて薪ストーブに火入れをした。今年のように暖かかった年でも、なんだかんだで薪ストーブが必要になる日は大してずれないものなんだ、とやや驚き。

暑いし不経済だし、という理由でしばらくは居間の照明も電球形の蛍光灯を使っていたが、なんとなく味気なくなってきたので久しぶりに後藤照明に切り替えた。このエジソン球もそのうち製造中止になってしまうのかな。節電だエコだと言って何でもかんでもLED電球と蛍光灯だけになってしまうのも、それこそ味気ない気がするのだが。

この季節、白熱球の温かみは捨て難い。






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ドタバタと収穫の後半戦を終えたシナノゴールド。間髪入れずにサンふじの収穫を始めた。...が、予想通りあまり今年は色付きが良くない。収穫はぼちぼち進める予定。(近々発送連絡致します)

周辺の畑を見ると本年のサンふじは小玉傾向にあるようだが、なぜか私たち二人が管理した畑は大玉傾向。で、今年からまずまずの出来となった新わい化のサンふじで記録更新!!720gって...育ち過ぎだろ。赤ちゃんの頭くらいある...(さすがに両手で収穫)





灯油ストーブがだんだん非力さを増すこの頃。夕げの熱燗や薪で焚いたお風呂の有り難さをあらためて感じる季節。

昨夜は町内の知人宅に招かれ、おいしい料理とお酒をごちそうになった。それほど量は飲んでいないのに今日は二日酔いらしい頭痛が続いた。おそらく冷酒がいけなかったのだろう、と思う。近頃の熱燗に慣れているせいかもしれないが、どうも冷えたお酒の分解が年々遅くなっているような気がしている。

若かりし頃、日本酒と言えば ”冷酒” が最高だと思っていた。ちょっと値の張る、冷えたのが飲み頃のお酒。もう10年以上前になると思うが、ある時、お酒を飲みながら「やっぱり日本酒は冷酒ですよね〜」なんて話をしていると、同席の年配の方が「いや、日本酒と言えば ”熱燗” だろ」と事も無げに言い放った。この時は単に好みの問題かと片付けていたが、今はあの方の言ったことに共感する自分がいる。

程よく温めたお酒のふわっと漂う香りと柔らかい口当たり。夏はともかく、外で冷えた身体を温めるのに最高なのはやっぱり”熱燗”なのだ。染み渡って血流を促すような感覚は冷酒にはない。なのに、たまに居酒屋に行ってもメニューにはブランドになっているような”どこそこの冷酒”ばかりが並んでいる。下手するとメニューに熱燗を載せていない店もある。(お願いすればたいてい出してくれるが)

初詣の場でキンキンに冷えたお神酒をいただくのは大好きである。冷酒とは、乾杯の席など、本来はそういった特別な祝いの酒であったのではないだろうかと想像する。まぁ、お酒自体がそもそも日常の飲み物ではないはずだが。いつから贅沢を贅沢とも思わないような食生活になってしまったのだろうね。

最近、冷酒がらみでろくなことがない私は、すっかり”熱燗体質”になってしまったのだと感じる初冬の夜である。


今朝、庭に面したロールスクリーンを上げると、霜が降りていた。草も野菜もうっすらと粉をふったように白く縁取られていて、思わず見とれた。



昨日も、やけに冷たい風が吹くと思ったら東も西も高い山はてっぺんが白くなっていた。今日も白いままだ。3000m近い場所ではついに冬が訪れたらしい。

今年の秋はいつまでも暖かく、シナノゴールドの収穫もまだまだ中盤といったところで、冬を感じるには早いような気がしていた。それでも、いつの間にか灯油ストーブを使っているし、冷たい風が入る北側の窓を開けることもほとんど無くなった。着々と次の季節が近づいているのだなと、どこかほっとした気分になる。

たしかシナノゴールドの収穫の終わり頃になれば、朝はキンキンに冷えたりんごが畑にいる。その頃にはきっと薪ストーブを使う日々になっているのだろう。そして、寒さに何度もあたったサンふじが真っ赤に色付いているといい...んだけど...(今年は着色の遅れが心配である)

農家は初冬になっても心配事が尽きないが、手で、目で、鼻で、季節を直に実感できることは幸せである。






先週末に自家用のお米の脱穀を終え、これでやっとりんごの作業に集中できそうだ。やっぱりハゼ掛け米は何かとお天気次第なのでね。自分で作っている人たちは皆、脱穀が終われば本当に心からホッとするもの。

最近「ちょっと寒いなぁ」と思う日が多くなった。最低気温が10℃を下回る日も近そうだ。季節も日に日に深まり、家の中も栗や梨、りんご、晩生のプルーンなどで溢れて秋の味覚三昧である。

そんな折、週に二度届く食材配達のチラシにこんなものが...



信州の珍味『いなご』!しかも冷凍品!! 結構高い!!

いやぁ驚いた。たしかにわが家の母も好きで年に一度は作っているし、このあたりの年配の人には人気の佃煮だ。しかし冷凍品とは。『国産』って...当たり前だよ。輸入モンなんて食べたくないよ(笑)

とか言いつつ、私は母のためにぴょんぴょん跳ねるいなごを捕まえることはできるのだが、未だ、食べるに至っていない...。だってねぇ、さすがに見た目がすごくて...凝視も難しい(笑)。捕まえるのだけを楽しんで、いなごさんには大変申し訳ないが、食させていただくのはもう少し先になりそうだ。

ちなみに、母流の下ごしらえは、いなごの入った布袋に熱湯をかけ、その後、後ろ足を手で取り除く(きゃー)。夫が言うには、この後ろ足を取らずに煮たものもあるらしく、そういうのは食べづらいんだとか(無理無理無理)。ふぅ、恐るべし信州の味覚。ま、私もこれが食べられるようになったら立派な信州人だな。でも、何年先かな...

で、下の写真が『いなごの佃煮』である。見たくない人は見ないように。


どーーーん!! ちなみに食感はシコシコ(らしいよ)





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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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