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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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100221_1550~01.jpgプルーンの剪定を始めた。
毎年この畑のほとんどを父が剪定していたのだが、ついに今年は全部やれ、とのことで。オイオイ私がやったら一体何日かかるよ...と思ったが、剪定作業のスピードを上げるために数もこなさなくてはならないので、有り難く好きにやらせてもらうことにした。内心、わくわくしながら。

でも、いざプルーンの樹を前にすると身体が固まる。樹の下をウロウロ、ぐるぐる回り、気合いを入れていった割にはイメージトレーニング不足(笑)でなかなか方針が定まらない。言い訳にすぎないが、前年に自分以外が剪定した樹というのは枝の意図が読みづらいので難しい。しかも肥料の効きが良かったのかどれも樹勢が強くて、どう収拾をつけるべきかまず悩んでしまうのである。

悩みながら整えた枝は、とても中途半端になる。意図が感じられない枝はまるで筋が通っていない。手伝ってくれた夫にもその事を指摘され、うぅむ確かに...まるで何年か前に初めて剪定した時のような枝だな...、配置も量もスッキリしない、もう少し体系的に優先順位を決めなければ樹も私も混乱するばかりだな、それではいけない...。ということで、明日こそがんばろうと思いやす。

上のボケた写真に写っているのは剪定用ノコギリと誘引(ゆういん)用のヒモ。誘引とは枝の角度を調整したり、伸ばしたい方向へ向けるためにヒモで引っ張ったり吊ったりすること。剪定にはこの誘引が欠かせないので、正しくは整枝剪定(せいしせんてい)と言う。
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ハウスのビニールを被覆する時期になったのに、ここで雪。
予報によるとしばらく雪模様が続くみたい。

雪が融けた後の地面ではもっと作業がやりづらくなるので
いっそ雪の中、スキあらば1棟ずつでも被覆せねばなるまい。

風がないといいな...

さて、剪定と枝こなしは順調に進んで
残すはプルーンともも(若木)の畑くらいになりました。
剪定で落とされた枝は、枝こなしをしながら以下のように分類
来年の燃料として我家の敷地内か畑の隅に積み上げて保管します。

0131.jpg

左の消し炭については昨年の記事を
中程度の太さの枝は、焚き付ける時の小枝として使用。
右の薪用の太い枝はチェンソーを使って長さを薪丈(まきたけ)に刻んでおき
太いものは3月にレンタルの薪割り機で割ります。

我家の薪はすべて栽培している果樹。
特にりんごの枝はもも、プルーンに比べて火の持ちが良く有り難いです。
コタツで、風呂で、ストーブで私たちの身体を暖めてくれた後、
その灰は畑に撒かれ土壌に戻って行きます。
畑の土がまだぬかるんでいるので
枝こなしと枝拾いの作業始まりは様子見。
りんごの樹の剪定をしています。

晴れていれば寒さもそれほどではない。
枝を見上げるので空が眩しい。


先日の宣言通りIllustratorを購入。
無事インストールできたのは良いのだけれど...
これまで使用していたリョービの「和文+かな」フォント
インストール不可能ということが判明!orz...

またしてもclassic環境がないとインストールできない。
あの頃の便利なシステムが今となっては憎らしい。
さんざん使い倒したから、まぁいいのですが
でも味岡かなシリーズはそれほど使ってないよぅ(泣)


今日は例のもみ殻くん炭を焼きました。
気温が上がったのでくん炭作りには最適な日でした。
おかげでまた身体中くん炭臭がします。
今年ももみ殻くん炭を作りました。

▼12/23
1228.jpg

去年のようにちまちまと何度も焼くのが面倒だったので
以前読んだ本に紹介されていた方法で大量に焼いてしまおうと
試みたものの、なかなか焼けてこない。
失敗。

で、二回に分けて焼いたら上手く行きました。
参考にした方法と違っていたのは煙突の形状くらいですが
気温や風の具合など、影響があるのでしょう。
くん炭作りは奥が深いっス。

これでも昨年よりはかなり楽に焼けました。
年明けにもう1回焼く予定です。


そんなこんなで、少し前に切ったりんごの大枝の整理も終えて
(夫は早々にネクタリンの剪定を終えて)
今年も無事仕事納めを迎えました。

2月にはアスパラの準備が始まります。
2010年もどうぞよろしくお願い致します。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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