人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
じわりじわりと剪定は進んでいる。
枝こなしも枝拾いもすっかり終えたよその畑を見るたびに気は焦るけれど、剪定が一人前にできるようになるまでは仕方がない。今は少しでも技術やコツやパターンを身に付けるしかないのだ。そう思って畑に向かう日々。作業は孤独だが、時間があっという間に過ぎる。大変だけれど、楽しい。
ただ、どうしても苦手な品種というものがあって、その樹の前では相変わらず悩む時間が多い。悩むのはたいてい「今年はたくさん実を付けそうだな」という枝を切ろうか切るまいか、そういう場合だ。ようするに「もったいない→いや、ここにこの枝はありえない→でももったいない→ありえない切りたい」...が頭の中でぐるぐる廻る。
私ってこんなに優柔不断だったのかと思うほどだが、結局、決断するための「自分なりの判断」をまだ持てていないということだ。
だから、今年はなるべく自分が考えるままに思い切ってやって、失敗しようと思う。(本当に大失敗に終わった場合は樹にも家族にも申し訳ないが...。)判断材料をひとつずつ手に入れるには、やはりそれしかないのだ。樹に教わるしかないのだ。
思い切りが良過ぎて、夫に叱られるかもしれないけど...
枝こなしも枝拾いもすっかり終えたよその畑を見るたびに気は焦るけれど、剪定が一人前にできるようになるまでは仕方がない。今は少しでも技術やコツやパターンを身に付けるしかないのだ。そう思って畑に向かう日々。作業は孤独だが、時間があっという間に過ぎる。大変だけれど、楽しい。
ただ、どうしても苦手な品種というものがあって、その樹の前では相変わらず悩む時間が多い。悩むのはたいてい「今年はたくさん実を付けそうだな」という枝を切ろうか切るまいか、そういう場合だ。ようするに「もったいない→いや、ここにこの枝はありえない→でももったいない→ありえない切りたい」...が頭の中でぐるぐる廻る。
私ってこんなに優柔不断だったのかと思うほどだが、結局、決断するための「自分なりの判断」をまだ持てていないということだ。
だから、今年はなるべく自分が考えるままに思い切ってやって、失敗しようと思う。(本当に大失敗に終わった場合は樹にも家族にも申し訳ないが...。)判断材料をひとつずつ手に入れるには、やはりそれしかないのだ。樹に教わるしかないのだ。
思い切りが良過ぎて、夫に叱られるかもしれないけど...
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昨日の雨で、家の周囲の雪がだいぶ融けた。
畑に行くとまだ少し雪が残っているがビシャビシャとしたシャーベット状になっていて、足元に泥がまとわりつく季節になったなぁと思う。
雪の下から顔を出した庭の「ふきったま」を採り、今年2度目のふき味噌を作った。欲張って採ってしまったので、残りを天ぷらにした。
春の味らしい苦みと甘みに、今年も季節のめぐりを感じた。
ナガノパープル剪定中にモノクローム撮影。こんな雪の上での剪定作業も終わりかな?
畑に行くとまだ少し雪が残っているがビシャビシャとしたシャーベット状になっていて、足元に泥がまとわりつく季節になったなぁと思う。
雪の下から顔を出した庭の「ふきったま」を採り、今年2度目のふき味噌を作った。欲張って採ってしまったので、残りを天ぷらにした。
春の味らしい苦みと甘みに、今年も季節のめぐりを感じた。
ナガノパープル剪定中にモノクローム撮影。こんな雪の上での剪定作業も終わりかな?
今年になって初めて畑に行った。
ぶどうの剪定に関してド素人の私が、訳あって今年からナガノパープルを担当することになってしまったので、剪定作業の前にきちんと現在のレイアウトを把握しておこうとスケールとメモ帳を持参し、自宅から1km先にあるぶどう畑へ向かった。
チャリを走らせる。北風はそれほど強くないにもかかわらず中間地点ですでに息が荒くなる。畑に着いて呼吸を整える。冷たい空気が喉を刺激して痛い。30分ほどで用事を済ませまたチャリで走る。やや追い風にのって調子良く飛ばす。家にたどり着く。息苦しい。そこから夫が作業する桃畑へヨロヨロとまたチャリで向かう。約1.5km。また息があがる。苦しい。再び家に戻った時には足がだるいわ重いわ。あ〜ぁ...
年を越し、正月を過ごしているうちにここまで運動不足になっているとは。年をとる毎にこのブランクがきつく感じられるようになっているなぁ。
2012年の畑へ、そろそろ行かなきゃね。
ぶどうの剪定に関してド素人の私が、訳あって今年からナガノパープルを担当することになってしまったので、剪定作業の前にきちんと現在のレイアウトを把握しておこうとスケールとメモ帳を持参し、自宅から1km先にあるぶどう畑へ向かった。
チャリを走らせる。北風はそれほど強くないにもかかわらず中間地点ですでに息が荒くなる。畑に着いて呼吸を整える。冷たい空気が喉を刺激して痛い。30分ほどで用事を済ませまたチャリで走る。やや追い風にのって調子良く飛ばす。家にたどり着く。息苦しい。そこから夫が作業する桃畑へヨロヨロとまたチャリで向かう。約1.5km。また息があがる。苦しい。再び家に戻った時には足がだるいわ重いわ。あ〜ぁ...
年を越し、正月を過ごしているうちにここまで運動不足になっているとは。年をとる毎にこのブランクがきつく感じられるようになっているなぁ。
2012年の畑へ、そろそろ行かなきゃね。
月曜日の午後、ずっと行けずにいた佐久の「職人館」にて念願のお食事。野菜の魅力満載の料理のこれでもか攻撃に私も夫もタジタジ。でもぺろりと平らげた(笑)おいしかったなぁ〜。なんていうか、内臓が喜ぶ感じと表現すればいいのか。初めての感覚。
主人のお人柄も、まりちゃんの働く姿も良し。帰り際にアトリエノマドの池田夫妻にもお会いできて気持ちが解放される楽しい日だった。皆さん、ありがとうございます。
さて、あんな良い料理を食べたからにはちゃんと働かなくては!ということで、改植準備の抜根も最終章。プルーン畑の一部を、町内の同業仲間タローちゃんに重機で抜根してもらった。細かい根を土から取り除くためにちょっと深めに掘ってもらい、おかげで一日で片付けることができた。まだ実を成らせられる樹を切ったり抜いたりするのは心苦しいものだけれど、感謝をこめてお別れをした。
藁巻きもペンキ塗りも終わったし、これで残るはトーマス散布とくん炭焼きだ。ふぅ。家の大掃除に辿り着けるのはいつになるんだろう...
主人のお人柄も、まりちゃんの働く姿も良し。帰り際にアトリエノマドの池田夫妻にもお会いできて気持ちが解放される楽しい日だった。皆さん、ありがとうございます。
さて、あんな良い料理を食べたからにはちゃんと働かなくては!ということで、改植準備の抜根も最終章。プルーン畑の一部を、町内の同業仲間タローちゃんに重機で抜根してもらった。細かい根を土から取り除くためにちょっと深めに掘ってもらい、おかげで一日で片付けることができた。まだ実を成らせられる樹を切ったり抜いたりするのは心苦しいものだけれど、感謝をこめてお別れをした。
藁巻きもペンキ塗りも終わったし、これで残るはトーマス散布とくん炭焼きだ。ふぅ。家の大掃除に辿り着けるのはいつになるんだろう...
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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[10/01 KINTA]
[09/15 FURUICHI]
[08/16 下栗のマリマリ]
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[07/01 FURUICHI]
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