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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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シナノゴールドがだいぶ良い色になってきた。
でも、まだまだ。収穫は焦ってはいけない。

現在の作業はサンふじの葉摘み。
ふと手を止めて空を見上げると、うすい煙のような雲が漂っていた。

頬にあたる風、
かさかさと音を立てる葉っぱ、赤くなってきたりんご。

もう、これ以上何もいらない。と思った。



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農事録、掲載されました。→ 第10回農事録(「長野県のおいしい食べ方」)

あの方の詩を引用するとは...今回はやっちゃった感が強いです。
しかも中途半端に。ま、何はともあれ、あと2回です。


さて。日常の買い物において買い忘れることはあっても、買い間違いはあまりない私である。先日、いつものせっけんハミガキの買い置きがないことに気がつき、たまにはと思ってスーパーで市販品を物色。強い爽快感は苦手なので「マイルド」なものにしたつもりが...

111010.jpg

マイルドではなく「ワイルド」だった。

ハミガキ粉にワイルドさが必要か?!と突っ込んでみたが、単に香料がワイルドイミント(タイプ)ということらしい。野生のミントってことだね。一応使ってみたけれど通常のミント味と明らかに違う使用感というものは発見できず。(苦手な感じではある)

どーでもいい話。



脱穀、終わる。収量は平年並み。

空が青くて、雪で白くなった北アルプスが見えて、いい日和だった。

ここに来た頃は脱穀の作業だけでヘロヘロになったものだが、今ではそれほどでもなく、藁やハゼ棒の片付けまでやってもそれほど疲れない。6年目にして百姓の身体が出来てきたのだろうか。今日はきっと今年最後にして最高のビールだ。

収穫したお米の半分は自家用。昔と比べて機械化された分すごく楽なんだろうが、ニッポン人としての実りと言えばやはりお米。たまには自分たちのための実りを実感することも必要だと感じる。以前はここで穫れたお米を送ってもらって食べていたけれど、今考えれば、よくもまぁタダ米をのうのうと食べていられたものだと、神経を疑う(笑)

親元からタダでお米をもらっている方。せめて田植え・稲刈り(または脱穀)くらいは手伝いましょう。身体と手を動かすこと。五感を刺激すること。家族で行うこと。農から得られるものって何なのか。それぞれに見つけて欲しい。



夏の疲れが抜けきれず、いまだ再起動中。

久しぶりに行ったアスパラ畑は草がぼうぼうとして、まるで耕作放棄地。今年の夏は申し訳ないくらい、アスパラに手を入れられなかった。草を引っこ抜きながら、こんなことではアスパラを育てる資格はないなと思った。来年はたぶん、今までにないくらい生育に影響が出るだろう。

ちゃんと見てあげられなくて、本当にごめん。

明日は稲の脱穀。



今朝はストーブに点火。(薪ストーブではない)
9月だというのに。

涼しさ(というか寒さ)は急に訪れる。
つるべ落としと言われるように、黄昏時の暗さもあっという間に訪れる。
あと1時間くらいはいいだろうと思って作業をしていても、急に手元が見えなくなる。

秋だね。

明後日は稲刈り。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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