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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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今朝はさすがに冷えるなぁと思ったら、東も西も高い山の頂は真っ白になっていた。いよいよ冬。で、夜は薪ストーブに今季初の火入れ。偶然にも去年と同じ日だった。

夕方、出張帰りに立ち寄ってくれたわが天使"まりちゃん"をサンふじの畑に連れて行った。彼女が今年摘果作業を手伝ってくれた頃とは大きさも色も激変したりんごに驚いていたが(笑)まぁそうだよね。あの状態を知っている人間にしてみたら収穫期って感動的だ。

薄暗くなったりんご畑で、彼女の仕事先のおかみさんと私と3人で息を白く吐きながら立ち話。特別な話をしたわけではないが、それはありそうでなさそうな、記憶に残るワンシーンだった。

まりちゃんにいただいた「ベッカライ麦星」さんのパン。チーズとワインをプラスして、一応の記念日がそれらしくなった。ごちそうさまでした。

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昨日、農道をカブでヴィィーーーンと走ったら妙に気持ちがよかった。

大根はあそこでキャベツはあそこ、あれ白菜ってどこだ?てな具合に、自宅前の畑以外にも自家用野菜があちこちに育っていて、これまでは母がついでに穫ってきてくれたんだけどいいかげん自分が使う分くらいは自分で穫りに行かねばと思って、そういう時のカブはとても便利だ。

でもウチのは父が買ったものでカラーリングとかがちょっとオッサンぽい。自分用のおしゃれなスーパーカブ、欲しいな...。カラーリング変えちゃおうか。怒られるかな(笑)


サンふじ(直販分)、今日から収穫始めました。


シナノゴールドの収穫がすべて終了。

まだ穫ってたの?って言われそうだけど...(^_^;

今年は広範囲にわたり着色が遅れた。成熟したものから順次発送することで直販分は無事間に合ったが、それ以降はなかなか着色が進まず、幾日も収穫を見合わせた。組合の荷受け最終日まで粘りに粘ってこの4日間はとことん収穫したのだった。

収穫する右腕はすでに何度も湿布薬の世話になっている。来週あたまからはサンふじ(直販分)の収穫を始めようと思うが、この腕、保つかどうか不安だ...(笑)収穫は「ひねり」の動作が多くて、けっこう酷使するのだ。

とりあえず、あの美味いりんごともお別れ。
また来年会えますように。



雨上がりの午後。畑に向かう先の空に大きな虹が出ていた。

うわっカメラ持ってないし!農事録に使えるかも!と、カメラを取りに戻ろうか躊躇したが、どうせ数分で消えてしまうのだからとあきらめて畑で眺めていた。案の定、虹は10分ほどでほとんど見えなくなってしまった。

あの時カメラを持っていたとしても、きっと見たままには写らない。それは技術的な問題でもあるのだけれど、目にした瞬間の感動を写し込むことはなかなか難しい。それに、写真にしようと思うと周りの電柱やらが気になって萎えることもある。

低くて大きな虹も、爪のような細い月も、そのまま飽きるまで眺めるのが一番いい。野外で過ごすことが多い私たちでも、とりわけ美しい一瞬に立ち会えるのは、それほど多くないのだから。

あー...でも今日の虹は惜しかったなー...なんて悔しがりつつ。


シナノゴールドの収穫を始めているが、色付きや酸抜けが思ったより進まず。
徐々に発送しておりますので気長にお待ち下さいませ。

さて、少し前のこと。溜まりに溜まった疲れを癒しに(笑)野尻湖のホテル エルボスコで一泊。温泉もいいけれど、ぼ〜っとするにはホテルがいい。以前、湖から見たこのホテルにいつか行ってみたいと思っていて、今回それが叶ったのである。

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湖畔の林というか森というか、そういう場所に建つホテルだけあって部屋からの眺めは良い。建物も面白いし、ホテルで働く人たちの笑顔もよい。でも(またしても)食事は期待ほどではなかったのである。まぁ、いつかの料理よりは全然マシだったのだが...

食事のサービス一つ一つが妙に型にはまった印象で面白味がない。料理よりも食器の存在感が勝っていた。なんとか個性を出そうとしているんだろうが、扱いづらい食器はちょっとね...。だいいち、すっかり涼しい(野尻湖は寒いくらいの)この季節に、クラッシュアイスに載せた地物の生野菜が前菜として運ばれてきた段階でテンションが下がる。朝食は朝食でまったく「手間」を感じず...こういうのが垣間見えてしまうのって本当に損だ。旬の素材うんぬん言うならば、まず地元の客をうならせるような料理をお願いしたい、というのはわがままか。

あとでこのホテルの運営会社の存在を知って、なるほどと思う。『旬を楽しむ瞬間』だの『読書するためのホテル』だの、まずイメージありき。上っ面のイメージ。ハードにソフトがついて行っていない。よくあること。

ただ、部屋のロッキングチェアーも大きな窓もすごく好きだ。ラウンジの雰囲気もいい。車で30分そこそこで行ける距離にあるのも嬉しい。私もいい大人になったんだから近場に常宿が欲しいなぁとずっと思っていて、それにはうってつけのホテルなのである。だからこのホテルの今後に実はものすごく期待している。『田舎だけれどオリジナルに洗練された隠れ家的なホテル」。そんなのが好みなんだが(笑)この先、変化があるのかどうか。

帰りは信濃美術館で菱田春草展を見たかったがあいにくの休館日(長野は水曜休みが多い)。なので、岩合光昭のねこ写真展をながの東急百貨店にて。思わず図録も買ってしまった。

あの時見えたのはこの湖だった。(予約したからね)
なんだかんだでよい休息となったことは間違いない。


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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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