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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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薪ストーブを焚いたのは何十日ぶりだろうか。

近頃は天候が変わりやすく、午前中は春、午後は冬、といった具合である。今日は急に冷たい雨が降ってすっかり身体が冷えてしまった。寒さで桃の開花が進まないのは良いが、寒さで摘蕾作業がはかどらないのも困る。

3月が暖かかったせいで今年のアスパラは序盤から急激に最盛期となった。例年ならば今の時期からガンガン発送するのだが、今年のお届けはもう残りわずかである。こんなペースは初めてなので調子が狂ってしまう。というか、疲れた。未読の新聞がテーブル上に積まれ、部屋の掃除もろくにできず、買い物にも行けない日々が続く。やっぱりねぇ、果樹とアスパラの組み合わせは厳しいね。アスパラ、いつまで栽培を続けられるだろう...

最近、このブログも更新の頻度がかなり落ちているが、それは忙しいせいではない。ブログ運営側で記事の編集方法がほんの少し変わっただけなのだが、これが意外と面倒なのである。そんなわけで、試しにTumblrを使ってみることにした。これまでのブログ同様の使い方ができる上に、スクラップ的な機能が特徴のTumblr。使い方にも慣れつつあり、今ひとつテーマ(テンプレート)が好みではないが、ま、それはおいおい変えようかと思う。

飽きたらまたこのブログに戻るかもしれません。
それまではこちら↓をどうぞ。

ぼくらが畑に出る理由@Tumblr








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予報どおり、今日は狂ったような南風が須坂市でも吹き荒れた。

”生きた心地がしない”とか、”寿命が縮まる”とか。
そんな表現では足りないくらい今日はアスパラのハウスが心配で、本当に心配で、でも人間にはどうしようもなくて、かと言って開き直るには風の威力のすごさが気になって、ついには家すら危ないんじゃないかと思ったり。胸がキリキリと痛む一日だった。

昨日のブログで「大事に至りませんように」と書いて、今それが現実となっているのが、まだ半ば夢のようだ。午前中に夫と様子を見に行った時には、これまで経験したことがない風にハウスのアーチがしなっていて「今度こそヤバい」と心底思った。ビニペット(ビニールを固定するバネ)のレールがアーチから外れていて今にもビニールが破れそうになっているのを見つけた時の、こりゃ無理だ、と感じた恐怖。身の危険を感じながらも何とか二人で処置してその場を離れたが、処置がなかったらあのハウスだけは完全に損壊したに違いない。

やや風が収まった夕方、何でもなかったように佇むハウスを見た時には”安堵”というより”信じられない”という気持ちの方が強かった。よく耐えてくれたなぁとアーチをさすった。ほとんど奇跡だった。

かつては畏敬の念とともに暮らしたヒトも最近はどうだろう。”人間だけ”の世界に慣れ過ぎていないだろうか。リスクを承知でハウスという施設栽培をしていても、こんな思いはもう今年は勘弁してほしいな...と思っても、やっぱり猛威はまたやって来るのだ。人間の手の及ばない自然は恐ろしいが、”畏れ”を忘れたくない。

疲労困憊の一日が終わる。

明日の風は北か南か。




ふぅ...

アスパラが始まるとやっぱり慌ただしいね。
今の収穫量は序の口なので、まだまだこれからなのだが。
読んでいない新聞がテーブルの上で増えて行く...

明日は春の嵐が吹き荒れそうだ。
強風に翻弄される日々が来たんだなぁ。

大事に至らず済みますように...!!




書きそびれていたが、少し前からアスパラの萌芽が始まり、今朝は軽く2度目の収穫をした。できれば今週中にご案内を送りたいところ...


最近、ギャレス・マローン氏への熱が復活。

去年、ドキュメンタリー番組で彼を知った時には、すでにそこそこ日本では知られた人だったのだと思う。その後も彼の好印象と番組の余韻がずっと残っていて、シリーズの再放送も何度かあったのに残念ながら見逃していた。が、先日ようやく再放送をチェックできたのだ。

彼の情熱と、言葉と、行動と、人と接する時の姿勢。
番組を通しての彼しか知らないが、そのすべてに”覚悟”みたいなものが見えて、素敵なのである。人の手法は様々で、私が彼のようになる必要もないし、また、そんな可能性があるとも思えないのだけれど、あこがれの存在はこの先も私の中で影響し、価値あるものになって行くのだろう。

言葉に傷つくこともあれば、逆に救われるのも人の言葉だったりする。
ここ数日でそう思えたことがいくつかあった。

そんな時、素直に幸せだなと思うのだ。




このタイトルも何度目か。
春めくとついつい使いたくなってしまうなぁ。

まだスギ花粉アレルギは出ていないが、生暖かい風と霞がかった景色とで、なんとなく物憂い気分になる。で、自分の思うことと、人に受け取られることってなかなか一致しないもんだなぁ...なんて、さらに悶々とする43歳の春である。

ま、それはそれとして...

暖かくなって来たので、ナガノパープルの芽キズ入れをした。
↓こんな風に。



ナガノパープルの栽培2年目にして、なぜか初の芽キズ入れ。
なぜかって?それは...単に知らなかったから(笑)
”芽キズ”と聞いて、「芽に傷つけちゃって大丈夫なんだろうか...」と思ったくらいドシロートだったのである。

芽キズの狙いと効果は後日書くことにする。




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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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