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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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昨日、農道をカブでヴィィーーーンと走ったら妙に気持ちがよかった。

大根はあそこでキャベツはあそこ、あれ白菜ってどこだ?てな具合に、自宅前の畑以外にも自家用野菜があちこちに育っていて、これまでは母がついでに穫ってきてくれたんだけどいいかげん自分が使う分くらいは自分で穫りに行かねばと思って、そういう時のカブはとても便利だ。

でもウチのは父が買ったものでカラーリングとかがちょっとオッサンぽい。自分用のおしゃれなスーパーカブ、欲しいな...。カラーリング変えちゃおうか。怒られるかな(笑)


サンふじ(直販分)、今日から収穫始めました。


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雨上がりの午後。畑に向かう先の空に大きな虹が出ていた。

うわっカメラ持ってないし!農事録に使えるかも!と、カメラを取りに戻ろうか躊躇したが、どうせ数分で消えてしまうのだからとあきらめて畑で眺めていた。案の定、虹は10分ほどでほとんど見えなくなってしまった。

あの時カメラを持っていたとしても、きっと見たままには写らない。それは技術的な問題でもあるのだけれど、目にした瞬間の感動を写し込むことはなかなか難しい。それに、写真にしようと思うと周りの電柱やらが気になって萎えることもある。

低くて大きな虹も、爪のような細い月も、そのまま飽きるまで眺めるのが一番いい。野外で過ごすことが多い私たちでも、とりわけ美しい一瞬に立ち会えるのは、それほど多くないのだから。

あー...でも今日の虹は惜しかったなー...なんて悔しがりつつ。


シナノゴールドがだいぶ良い色になってきた。
でも、まだまだ。収穫は焦ってはいけない。

現在の作業はサンふじの葉摘み。
ふと手を止めて空を見上げると、うすい煙のような雲が漂っていた。

頬にあたる風、
かさかさと音を立てる葉っぱ、赤くなってきたりんご。

もう、これ以上何もいらない。と思った。



農事録、掲載されました。→ 第10回農事録(「長野県のおいしい食べ方」)

あの方の詩を引用するとは...今回はやっちゃった感が強いです。
しかも中途半端に。ま、何はともあれ、あと2回です。


さて。日常の買い物において買い忘れることはあっても、買い間違いはあまりない私である。先日、いつものせっけんハミガキの買い置きがないことに気がつき、たまにはと思ってスーパーで市販品を物色。強い爽快感は苦手なので「マイルド」なものにしたつもりが...

111010.jpg

マイルドではなく「ワイルド」だった。

ハミガキ粉にワイルドさが必要か?!と突っ込んでみたが、単に香料がワイルドイミント(タイプ)ということらしい。野生のミントってことだね。一応使ってみたけれど通常のミント味と明らかに違う使用感というものは発見できず。(苦手な感じではある)

どーでもいい話。



今朝はストーブに点火。(薪ストーブではない)
9月だというのに。

涼しさ(というか寒さ)は急に訪れる。
つるべ落としと言われるように、黄昏時の暗さもあっという間に訪れる。
あと1時間くらいはいいだろうと思って作業をしていても、急に手元が見えなくなる。

秋だね。

明後日は稲刈り。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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