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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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くん炭の話題で引っ張りますが...

「くん炭と炭はどう違うの?」と友人に聞かれたので
ここで書いてみようと思います。

別冊現代農業『炭・とことん活用読本』によれば
「土壌改良資材としての木炭は炭化方法の相違により区別される」とあり
「くん炭:炭化温度が特に低いもの(300℃以上)」と定義されている。
ちなみに、
「黒炭:炭化温度が低いもの(400℃以上)」
「白炭:炭化温度が非常に高いもの(800℃以上)」とあり
くん炭とは300〜400℃で炭化したものを指すようです。
炭という点ではどれも同じだと思いますが。

私たちはこれらをせっせと作って何に使うのかというと
アスパラの畝(うね)の上から散布し、雑草防止として使います。
ビニールの黒マルチと同じようなもので、くん炭マルチと呼びます。
雑草防止だけでなく、地温を高めたり、土壌改良の効果もねらっていますが
使い方次第ではさらに色々な効果があるのかもしれません。

前シーズンは一棟だけで試し、今回はそれ以上のハウスで試す予定ですが
まずは前回の問題点を洗い出し、慎重に計画を立てているところです。

散布はハウスをビニールで被覆した後。
またここでお知らせします。
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時間にして丸二日、くん炭作りにかかりきり。
身体中から煙の薫りがするような。

kuntan-s.jpg

焼き始め30分くらいはヒマなので、のんびり「炭」の本でも読みながら。
風向きが変わるとかなりケムイ。

kuntan01.jpg

1時間と少し経ったあたり
ここまで黒くなるともみ殻をせっせとかけてはタワーの周りをぐるぐる。
汗だく。

kuntan02.jpg

全体が黒く焼けたらすばやく広げ、冷まします。
時々水をかけてかき混ぜる。それを数回繰り返す。

結局、タワーの山が8個分焼けました。
炭になると縮むので、実際の出来上がりはその半分くらい。
時間のわりには成果のない作業ですが、土作りの効果に期待。

外は久しぶりの雨。
明日はアスパラアーチの納品日で、設営の作業日でもあったのだが
中止の予感。

また仕事納めの日が遠のいていく。
大掃除も。
先日のトーマスくん散布は写真を撮る余裕もなく終わってしまいました。
ま、撮影できても面白くもない絵ができるだけですが。

で、今日はお世話になっているお米屋さんから調達したもみ殻を焼いて
「もみ殻くん炭」作りをしました。
目指すはガンメタリックに輝く、くん炭です。

まずは新聞紙や小枝に火を付け、専用の煙突をセット。
その周囲にもみ殻をサラサラと置いていきます。
5分もすれば煙突から白い煙がモクモクと出て、じんわりと内部から
もみ殻が炭になっていきます。



今年は煙突を一つ追加して、もみ殻ツインタワー!!



30分ほどで煙突の周囲から炭になったもみ殻が顔を出します。
放っておくと燃えて灰になってしまうので、この黒くなった部分に
下からすくう様にもみ殻をかけていきます。
全面が黒くなってくれば周囲をぐるぐる回り、結構忙しいです。
うっかりiPodの音楽に浸ってはいけません。

点火から約2時間経ってほぼ炭になります。

明日も一日くん炭作り。
藁巻きは一段落し、次は堆肥の散布。
2箇所の園地に野積みした堆肥をコンテナに入れて運び、樹のまわりに撒きます。



堆肥は匂いもなくサラサラ。



ザァァァ。と。
(堆肥散布機があればこんな苦労はしないのだが...)



アスパラ畑以外の堆肥散布は終了。

一区切りついたので、今日からしばし栃木・益子へ遊びに行ってきます!!
やっほぅ。
相変わらずの藁巻き。
こう続けているとだんだん藁巻きのスピードが上がって行くのがわかります。

「藁巻き選手権の表彰台は間違いないな」

まぁ、そんなものはありませんが
実際あったら面白そうだな、いつかこの地区でやってみようかな
なんて考えながらニヤニヤしてしまったのであります。

さすがに飽きてしまい、午後はアスパラ畑の作業。
でも明日は丸一日藁巻きの予定です。
こうなったら極めてやろう。

すべては樹のために、ね。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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