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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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昨日よりプルーンの授粉作業を開始。
ただ、薄曇りのため前日の雨の露が乾かず、作業は午後からとなった。




そして今日。一転して初夏の陽気になり授粉日和すぎる日に。相変わらずミツバチは少ないが、その代わりに人間は頑張った。この期間はすべてにおいて授粉作業を優先するので、他の仕事も家事も、すべてが後まわし。

今日はプルーンの後に急いで桃(白桃)の授粉もやって、両親が摘んでくれたりんご(王林)のつぼみを解葯しに行って、ハウスを閉めて、アスパラの荷造りして出荷をして、ようやく夫とビールをぷはーっ!とやった頃には夜も8時近くになっていた。

さすがに二人ともヘトヘト。腕には今日一日の日焼けの跡が。明日も天気が良さそうだし、また頑張らねばね。


手袋をはめた跡がくっきり




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まだまだプルーンの剪定は続く。
相変わらずスピードは遅いし悩むことも多いが、今年は去年よりも楽しんでいる。

去年、迷いに迷って「えーい、よくわからんがここで切っとけ〜」と思って切った枝は、はっきりとした目的を与えられなかった分、暴れていることが多い。そういう枝を主枝の途中に作ってしまうと勢いがそこに集中し、肝心な主枝の先端に勢いが届かなくなる。

去年の未熟な剪定が、今いろいろなことを教えてくれる。

もちろん、今ある樹の姿は、剪定だけの条件で作られたものではない。昨年の天候や着果量でも変わるだろう。それでも、勢い(樹勢)を届けたい場所、勢いを持たせたくない場所という目的を剪定時に持つことによって、ある程度の方向性は決められるものだと思っている。

そんなことが、去年よりわかるようになった。目的を持ち、意図することが去年よりできるようになった。それが、樹の生理にまた一歩近づけたような気がして、楽しいのだ。

去年がダメダメだった分、今年は大手術のような剪定になってしまった。私の意図がどう出るかはわからないが、来年のこの時期には目的に対してどうだったのかという判断はできるだろう。怖くもあり、楽しみでもある。


0224.jpg



今はプルーンの樹を剪定中。
足元では、草が少しずつ増えてきているように思う。

アスパラハウスの草も元気良くなって来ているかもしれない。

0220.jpg



ももとプルーンのダブル収穫がもう何日続いているのだろうか。今年はプルーン「オパール」の収穫が加わったことも大きいが、それ以上にプルーンの収穫期が大幅にずれ込んでいることが混乱の原因である。

このところの雨でようやく「サンタス」が熟して来た。例年ならば「くらしま早生」の収穫が始まっている頃なのになぁ...。なんだかなぁ。それにしても今年の少雨と暑さで「サンタス」が全然熟して来なくて、どどどうしよう...と心配していたのだけれど、今朝の収穫で感じた食味はまずまず。(マズいんじゃないよ) 明日の収穫が山かな。サンタスをご注文の方、本当〜に長らくお待たせしておりますが、どうぞもう少しお待ちを...!!

明日もダブルだなぁ。また雨の中か...



波平さんへ
先日は立ち寄り下さってありがとう。嬉しかったですよ。で、サンタスですが、井●では今も多い人(わが家とか)は50箱くらいドカンドカン出ています。それなのに小●●ではもうほぼ終了って、早過ぎやしませんかね?ま、それほど人数もいないのかもしれませんが。
110801.jpgブログを書くのも久しぶり。
なんだかんだで間が空いてしまった。

ネクタリン「メイグランド」もあっという間に終盤。もう樹には少ししか残っていない。始まりこそジリジリとした熟し方だったが、雨があった後は急激に進んだ。


さて、左の画像は熟して来たプルーン「オパール」。早ければ明後日には一発目の収穫となりそう。(たぶんそれほど穫れないだろうが...) FPで選択された方、発送にはもう少しかかりそうですが、どうぞお楽しみに。


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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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