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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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まだまだプルーンの剪定は続く。
相変わらずスピードは遅いし悩むことも多いが、今年は去年よりも楽しんでいる。

去年、迷いに迷って「えーい、よくわからんがここで切っとけ〜」と思って切った枝は、はっきりとした目的を与えられなかった分、暴れていることが多い。そういう枝を主枝の途中に作ってしまうと勢いがそこに集中し、肝心な主枝の先端に勢いが届かなくなる。

去年の未熟な剪定が、今いろいろなことを教えてくれる。

もちろん、今ある樹の姿は、剪定だけの条件で作られたものではない。昨年の天候や着果量でも変わるだろう。それでも、勢い(樹勢)を届けたい場所、勢いを持たせたくない場所という目的を剪定時に持つことによって、ある程度の方向性は決められるものだと思っている。

そんなことが、去年よりわかるようになった。目的を持ち、意図することが去年よりできるようになった。それが、樹の生理にまた一歩近づけたような気がして、楽しいのだ。

去年がダメダメだった分、今年は大手術のような剪定になってしまった。私の意図がどう出るかはわからないが、来年のこの時期には目的に対してどうだったのかという判断はできるだろう。怖くもあり、楽しみでもある。


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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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