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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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【お知らせ】
黄金桃、川中島白桃の発送が予定よりやや遅れております。ご了承ください。



プルーン「くらしま早生」の発送がほぼ終わった。昨年に続き、今年もため息の年だった。「くらしま早生」は栽培しづらい品種である。裂果病気に弱い、そして2年連続の縮果...。近年のような極端な気象が続くのであれば、今後ここで作り続けるのは難しいのかもしれない。去年が特別だと思っていたが、過酷な天候にはかなり弱いのではないかと判断するしかない。

いくら味が良くても、栽培が難しい品種は農家から敬遠され、やがて淘汰される。残念なことではあるが、適地でない土地で作り続けることは余分なエネルギを必要とする。「くらしま早生」はこの地域で生まれた品種なので、ここ以外はどこが適地かというと、滅多には存在しないのかもしれないが。いずれにせよ、さっそく栽培方法を見直さねばならない。そして2〜3年後には結論を出し、この生産性の悪さから脱却したい。

こんなことになるためにあの授粉や摘果があったのか?パック詰めをしながら二人ともため息ばかりだ。こんなのは、今年までにしたい。

夕立が降って外は涼しくなった。今夜は扇風機なしでも眠れそうだ。ぐっすり眠ろう。「くらしま早生」の収穫はまだ終わっていないのだから。

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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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