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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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須坂市のとなり、小布施町に住む友人が農作業体験にやって来た。

0613.jpg

そもそもは巨峰の房切り体験の予定だったのだが、彼女の休日を待たずして終わってしまったため、今回は初心者には難易度の高い摘果作業にチャレンジしてもらった。(写真はももの本摘果の様子)

「葉40枚に一果」という基本はあるが、枝の強弱着果位置日当りなどの条件により摘果の仕方はだいぶ感覚的なものとなる。慣れるまでに数年かかるような作業を、この忙しい時期に教えることになるとは思わなかったけれど、農作業が初めてという彼女が真剣に作業する姿は微笑ましかった。案の定、私の方は気になってなかなか仕事が進まなかったが...

お金をもらって働くわけでもない。購入してくれるお客さんでもない。ただ、農作業をやってみたい。...こういう物好きは大切にしたい。収穫期に「●●狩り」のノリで畑を訪れる人は多いが、収穫期でもない畑を訪れてくれる人は少ない。できればもっと色々な人に生産の現場を知ってもらいたい。そして、身体で、五感で、何かしら感じ取ってもらえたら嬉しく思う。

また一緒に汗かきましょう。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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