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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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草の勢いがよろしいようで。

ちょっと前に刈ったばかりなのになぁ...て畑に行く度思う。摘果の忙しい時期は草退治もなかなかの手間。果樹園は乗用の草刈り機こういうの)を使うのでそれほど疲れないが、アスパラ畑だけ(特に株元付近)は機械や除草剤が使えないので手作業。草刈り鎌を使って刈る。で、終わればふくらはぎや腰の痛みがハンパ ない(笑)手にはマメ、指の腱鞘炎は悪化。次こそはああなる前に刈るぞ!って思っててもなかなかできない。

畑が優先なので自宅まわりの草取りなんて二の次三の次。こうしたいああしたいと庭作りへの想いもあるのだが、まずはその草たちどうするの?刈れるのはいつ?...まぁ、雨降りの日かな...(笑)これは冗談でもなくて、農家が仕事を気にせず家のことをやれるのはザァザァと雨が降る日。この仕事を始めた頃、お母さんが早朝からカッパを着て庭の草取りをする姿を見て不思議に思ったけれど、今はすごくわかる。うんうん、こういう日しかないよねぇ〜、と。

ただ、そんな雨の日でもすぐさま草退治に入る体力があるかどうかが問題だ。今はない。絶対ない。雨が降ったら寝まくるだろう。ま、疲れるけれど今日もビールがとっても美味しかったので、もう眠ろう。今年の梅雨は普通だといいなぁ。

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無題
手の草刈りを気持ち良くするには、まず、いいカマを買う事と、その都度研ぐ事。それと肘パットを装着すると、かなり楽。大変と思いやらなきゃならない事は、工夫すると楽しさに変化するはずと信じよう。
KINTA 2010/06/08(Tue)18:30:18 edit
Re:無題
ありがとうございます。
こういう土地柄、良い刃物メーカはいくつかあって私たちも気に入った草刈り鎌を使っています。アスパラの株元の草取りは、中の通路からならそれほど大変ではないのですが、アーチの外から中側を刈るのが困難です。体勢が安定しないせいでしょうね。

作業を楽しむことって、たしかに大切ですね。でも、農家には限られた時間しかありませんので、私たちがすべき工夫は、やはり「草をなるべく生やさない工夫」になるのでしょう。私たちの何倍もの面積を栽培する人もいるわけですので、そういう方向の工夫をしないと何日かかるかわからないような作業になってしまうからです。

草取りは土を見るいい機会なので、つらいことばかりでもありません。それなりに発見もあります。今の農業はある程度の量をこなさないとやって行けませんが、もしも、量をこなさなくても、きちんとした対価が与えられるのであれば、草取りは大変ながらも楽しいものになるはずです。そして、後継者や担い手に困ることも少なくなるかもしれません。

私がブログでアレが大変だコレが疲れる〜と書いて、それを読んだ人は何となく今回のKINTAさんのようにコメントしたくなるのかもしれません。ただ、今の農業とか消費傾向とか、もしくは世の中とか?(笑)に対してちょっと違うんじゃないの?と思うことが多々あって、そんな不満がブログに表れているのかもしれず力量不足は否めませんが、いち農家の作業あれこれを何でも書いて知ってもらいたいだけなのです。「作る側」をもっと身近に感じてほしいのです。誰だって百姓の作った物を食べています。それなのに大半の人は「食べ物を作るのは遠いどこかで作っている人」のように感じているように思うのです。消費者がそう思っている限り、農家は対価を得られないでしょう。

長くなりましたが、今後も温かいお言葉をお待ちしております(笑)
2010/06/09 22:12
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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