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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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花冷えとは言いますが、ちょいと冷えすぎ。

近くドライフルーツに関する意見交換会というのがあるらしくて案内をいただいた。いつかN協の販売部門の方とそんな話をしたこともあり、その方が気を利かせて下さったおかげで主催側から案内FAXがあったのだ。県内でドライフルーツと言えばアンズ、りんごが主だが、今後はプルーンも有力ではないかと思っていたので今回の「新たな需要創出に関して」という内容がとても楽しみだった。でも...

開催日がよりによって受粉時期なのは、なぜですか?

言わずもがな、この辺りではプルーンりんごの受粉作業が目前。シロートじゃあるまいし、あまりの無知さ浅はかさに笑ってしまった。生産者の参加も呼びかけた意味は何だったのだろう。

加工、流通業者の都合だけで生産するのはまっぴらごめん。そんな色んな思惑に関係なく花は咲いていますがね。写真は町内で満開中のプラム。(プルーンじゃないよ)

2196e70b.jpg
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ブルー・ゴールド〜狙われた水の真実〜という映画もそうだけれど、近年は世界の食料問題を主題としたものが多いように思う。日本映画を好む私たちでも、まずはあの映画この映画も観てみたいと思っている。そこで、数日前の朝日新聞に上記映画の関連記事があったので少し紹介します。

やっぱり数字にはインパクトがあって、安全な水を飲めない人は約8億8千万人とか、今後の環境の変化により充分な水を使えなくなる人が2025年には30億人を超える可能性があるとか。30億人て現時点で言えば世界人口の半分以上。しかも15年後にその可能性があるという。
日本は水に恵まれていると言うけれど食料の6割を輸入に依存しています。ある国では降雨がないために地下水をガンガン汲み上げて作物を育ててそれを輸出するわけですが、その作物を食べながら私たちは「あぁ日本はいいね〜おいしい水があって」なんて言っている。当然ながら、日本人の食料を作ってくれている国が水不足になれば食料は入ってきません。

コーヒー1杯に140リットル
ポテトチップス1袋に185リットル


これが食料生産過程で結果として使われる水の量だそうです。(国連食糧農業機関の資料とのこと)
作物が生産される際に大量の水が消費されていることを、私たちはもっと認識しなくてはならないのです。って、上から目線な書き方ですかね。巧く書けなくてすみません。ただ、こういった認識の低さが元で起こる誤解が世間に溢れていると感じることはありませんか。
私の仕事で言えば、例えば農薬のこと。農薬を使わないことに越したことはないわけで、それを一番わかっているのは農家です。じゃぁどうして使わざるを得ないのか、制約の中でどんな風に農薬が使われているのか、何のためか、どんな農薬か、本当に安全なのか。もちろん答えに「絶対」はないけれど、定義されていない場合の無農薬とか減農薬とか、そういった雰囲気の言葉に踊らされないでほしいのです。知る努力をしてほしい。そして、もっと疑って下さい。
こちらも可能な限り伝える努力をします。いいかげん、そういう時期ですよね。
幸運にも台風被害は免れました。
最接近と思われる時間帯でも、あっけにとられるほど無風でした。

ご心配下さった方々、ありがとうございました。
かえってその方たちのお住まいのほうが
大変だったのではないかと案じております。

さきほど、こんな記事を見ました。
いたたまれない気持ちになります。
台風がちょっと北へずれれば
りんごを埋めるために集めていたのは私たちです。

無事に残った作物をきちんと適期収穫すること。
食す悦びを知ってもらうこと。

普段から大切に思うことが今夜は特に強く思うのです。
アスパラをお買い上げ戴いた栃木県Mさんより
食している最中の画像が送られてきた。
こういった画像は珍しいので載せてみました。
(Mさん、こちらを使わせてもらったよ)

うーむ美味しそう。まわりのおかずが...(笑)

090404_184856_0001.jpg

このあたりで育った作物が遠くに住む方へ届き、食されて
その方たちの血となり骨となり。
今でこそ珍しくも何ともないことですが、やはり不思議な感じがします。
「同じ釜の飯」と言いますが、当園のものを食べて下さる方には
まさにそれと同じ感覚を持ってしまうのです。

いつか機会があれば、ぜひ作物が育った畑を見に来て下さい。
そこはもうあなたの身体の一部のようなものです。

なんちゃって。

いや、でも本当に。
お待ちしていますよ。
夫が疲れている。

理由は剪定(せんてい)作業である。
と言っても、我家の畑の剪定はとっくに終えているので
今回は町内(および近隣)の園地でのことである。

毎年2月初旬に数人の剪定集団(?)が結成され、その彼等が
高齢や諸事情で剪定が困難になった方の園地を転々とする。
有償ではあるが、りっぱな奉仕活動である。

この作業が今年はすでに2週間も続いている。
その間、自分の仕事はまったく出来ない。
ようやく残りわずかになったようだが、さすがに飽きるわ疲れるわ
農繁期の前からこれでは気の毒な気もする。

担い手不足の現状が年々あらわになってきている。
5年もすれば、より深刻な状況になるのは間違いない。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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