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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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このブログのリンクにもある『長野県のおいしい食べ方』において、私の農事録なるものが連載されることになった。農家のコラムのようなもので、毎月第2水曜日に掲載される。予定では一年間...(大丈夫か)。

そもそも、この”ぼく畑”を訪れた人が足りない情報を『長野県のおいしい食べ方』で補ってくれたらいいなぁと思ってリンクをはっていた。農事録担当であるYさんが”ぼく畑”を見て下さったのがきっかけで、私のこのつたない文章が掲載されることになるとは...感慨深くもあり、複雑でもあり。

内容はあえて”ぼく畑”の延長のようなもの。摘果がどうとか剪定がどうとかテクニカルなことは私じゃなくても書ける人がいくらでもいるだろう。もっとも、専門的な内容は同業以外の人にはリアリティがないだろうし、結局、私に書けることしか書けないのだ。

現在はトップページに掲載されていますが、普段は(上記サイトの)右サイドバーにある「カテゴリ」から花井さんの農事録を選択するといつでもお読みいただけます。よろしくお願いします。

追記:「続きを読む」クリックで全文表示になります
f2da677a.jpg小布施町でクレープを食べてから帰宅。丸一日だけの温泉行きだった。行きも帰りも高山村を通り、万座は以外に近いことを知った。帰りは下り坂が多く、なお早く感じた。草津も次回はこのルートで行こうと思う。万座へは...もう行かないかもしれないなぁ。宿で選ぶならね。

今回、私たちにしては珍しくちょっと規模の大きな宿に泊まった。サービスや部屋に関しては少々好みでないこともあったが、それは置いておいて。特に残念だったのは食事である。ああも手作り感ゼロで料理人の存在を感じさせない料理をよく出せるものだと。それを美味しいと(ネットで)評価していた人たちがいることも嘆かわしい。このような食事がまかり通っていることと、近年のくだものの消費が減っていることとが無関係ではないような気がした。もちろんこの関係だけが全てではないだろうが。

正直、あんな料理より新鮮なくだものを一切れ食べる方が、私はよっぽど幸福感を味わえる。あの宿では、食べて「あ〜しあわせ」みたいな感情は重要視されていないかのようだ。提供する側もされる側も、割り切っているのかそれとも全くわかっていないのか、それすら疑問である。

料理、ご飯、コーヒー1杯にしたって、家での方が断然おいしい(笑)。手は込んでいないが普段から新鮮なものだけは食べているのだろう。家庭菜園で少しでも野菜なんかを作って食べている人たちも同じだと思う。飽食の時代とはいえ、いや、それがそもそもいけないのか、ちょっと悲しくなるような料理だった。(ここまで思う宿の料理も珍しい気もするが)まぁ、それでもたくさん戴いた。感謝は忘れちゃいかん。

たまに標高の高い所へ行くと気持ちがいい。山は紅葉が始まっていた。

暑さが身体にこたえますなぁ...でも、ビールが美味過ぎますなぁ...

我が家にはエアコンがない。友だちにそんな話をした。

平屋な上、ほとんどが天井のない「現し」で、一般的な2階建ての住宅よりは中に熱が伝わりやすいのかもしれないが、それなりに断熱材を施してもらったので、夜が涼しければそれほどエアコンの必要性を感じない。第一、昼食と昼寝時以外は畑へ行っているし、そもそも、エアコンのない室内よりは屋外の日陰の方がよっぽど涼しい。木陰で休んでいる時の風なんて本当に涼しく感じられるものだ。

汗をたくさんかいた後の冷やしたくだもの。その一方で、エアコンに慣れた身体でエアコンの効いた部屋で食べるくだもの。同じくだものでもおいしさの感じ方はずいぶん違うだろう。だから子供のようにたっぷり汗をかこう。食べ方だって子供のようにムシャムシャ丸かじり。ビールみたいにプハー!と。夏の恵み、もっともっとおいしくなるように戴きたいね。

須坂市のとなり、小布施町に住む友人が農作業体験にやって来た。

0613.jpg

そもそもは巨峰の房切り体験の予定だったのだが、彼女の休日を待たずして終わってしまったため、今回は初心者には難易度の高い摘果作業にチャレンジしてもらった。(写真はももの本摘果の様子)

「葉40枚に一果」という基本はあるが、枝の強弱着果位置日当りなどの条件により摘果の仕方はだいぶ感覚的なものとなる。慣れるまでに数年かかるような作業を、この忙しい時期に教えることになるとは思わなかったけれど、農作業が初めてという彼女が真剣に作業する姿は微笑ましかった。案の定、私の方は気になってなかなか仕事が進まなかったが...

お金をもらって働くわけでもない。購入してくれるお客さんでもない。ただ、農作業をやってみたい。...こういう物好きは大切にしたい。収穫期に「●●狩り」のノリで畑を訪れる人は多いが、収穫期でもない畑を訪れてくれる人は少ない。できればもっと色々な人に生産の現場を知ってもらいたい。そして、身体で、五感で、何かしら感じ取ってもらえたら嬉しく思う。

また一緒に汗かきましょう。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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