人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
「メイグランド」の発送が終わった。今年はハナイセレクトが絶妙だったのか(笑)発送件数は過去最高。皆さん、お楽しみ戴けたでしょうか。
もも「白鳳」の除袋(じょたい=袋外し)の作業を始めた。白鳳は天候から受ける影響が大きく、栽培する上で難しい品種だが、オーソドックスな甘みと、ももであるが故の渋みとのバランスが良く、私たちは好きなももである。なので、今年こそ!今年こそ!!と毎年リベンジのごとく挑戦し続けている。
まだまだ満足できる出来ではないが、昨年よりは良い出来ではないかと感じた。こういう瞬間は嬉しい。収穫するまではわからないけれど...
袋は紙製なので外した後はこんな感じでそのまま。この河原沿い一帯はももが多いので、今後はこんな風景が続く。風に吹かれて、舞い込んで、ボロボロになって土にすき込まれたりして。これってどうなの?と思うこともあるけれど、畑で「ゴミ」と呼ぶのは、たいてい土に還らないものである。そういうゴミよりはマシだろうが、掛けて1カ月そこそこで外してしまう「袋」そのものに疑問を感じてしまう。
もも「白鳳」の除袋(じょたい=袋外し)の作業を始めた。白鳳は天候から受ける影響が大きく、栽培する上で難しい品種だが、オーソドックスな甘みと、ももであるが故の渋みとのバランスが良く、私たちは好きなももである。なので、今年こそ!今年こそ!!と毎年リベンジのごとく挑戦し続けている。
まだまだ満足できる出来ではないが、昨年よりは良い出来ではないかと感じた。こういう瞬間は嬉しい。収穫するまではわからないけれど...
袋は紙製なので外した後はこんな感じでそのまま。この河原沿い一帯はももが多いので、今後はこんな風景が続く。風に吹かれて、舞い込んで、ボロボロになって土にすき込まれたりして。これってどうなの?と思うこともあるけれど、畑で「ゴミ」と呼ぶのは、たいてい土に還らないものである。そういうゴミよりはマシだろうが、掛けて1カ月そこそこで外してしまう「袋」そのものに疑問を感じてしまう。
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暑さが身体にこたえますなぁ...でも、ビールが美味過ぎますなぁ...
我が家にはエアコンがない。友だちにそんな話をした。
平屋な上、ほとんどが天井のない「現し」で、一般的な2階建ての住宅よりは中に熱が伝わりやすいのかもしれないが、それなりに断熱材を施してもらったので、夜が涼しければそれほどエアコンの必要性を感じない。第一、昼食と昼寝時以外は畑へ行っているし、そもそも、エアコンのない室内よりは屋外の日陰の方がよっぽど涼しい。木陰で休んでいる時の風なんて本当に涼しく感じられるものだ。
汗をたくさんかいた後の冷やしたくだもの。その一方で、エアコンに慣れた身体でエアコンの効いた部屋で食べるくだもの。同じくだものでもおいしさの感じ方はずいぶん違うだろう。だから子供のようにたっぷり汗をかこう。食べ方だって子供のようにムシャムシャ丸かじり。ビールみたいにプハー!と。夏の恵み、もっともっとおいしくなるように戴きたいね。
我が家にはエアコンがない。友だちにそんな話をした。
平屋な上、ほとんどが天井のない「現し」で、一般的な2階建ての住宅よりは中に熱が伝わりやすいのかもしれないが、それなりに断熱材を施してもらったので、夜が涼しければそれほどエアコンの必要性を感じない。第一、昼食と昼寝時以外は畑へ行っているし、そもそも、エアコンのない室内よりは屋外の日陰の方がよっぽど涼しい。木陰で休んでいる時の風なんて本当に涼しく感じられるものだ。
汗をたくさんかいた後の冷やしたくだもの。その一方で、エアコンに慣れた身体でエアコンの効いた部屋で食べるくだもの。同じくだものでもおいしさの感じ方はずいぶん違うだろう。だから子供のようにたっぷり汗をかこう。食べ方だって子供のようにムシャムシャ丸かじり。ビールみたいにプハー!と。夏の恵み、もっともっとおいしくなるように戴きたいね。
今朝は雨がぱらつく中、メイグランド(ネクタリン)の収穫一発目。...といっても、軽く穫る程度で本格的な収穫は2,3日後からになりそう。生育はどうやら例年に比べ遅れているようだ。
遅れと言えば、早速の注文に対する返事も遅れている(すみません)。11日以降に注文をいただいた方へはまだ連絡ができておらず(順次連絡致します)。今年は作業の遅れが響いて色んなことになかなか追いつけない。お客さんにも「案内状が届かない」「注文は届いているか」「返事が来ない」と、突かれっぱなし(笑)こんなはずではなかったのだが...
ここ数日はアスパラの茎整理&下枝刈りをしていた。今年は雨除けのビニールがあるので、いつものような雨粒のシャワーを浴びることはなかったが、蒸し暑さのため汗で結局濡れるのだった。
葉が繁ったハウスの中はやや暗い。垂れ下がった枝が顔にかかる。かゆい。しゃがんでいるから腰も膝も痛い。汚れる。こんなことを書くと身も蓋もないようだが、正直、こういう作業をしているアスパラ農家を見て、誰もアスパラ栽培なんてやりたがらないだろうなと思う。機械化できない作業は時間もかかるし、きつくて辛いからだ。そういう作業がアスパラには多い。当園の栽培面積は微々たるものだけれど、それでもキツいと感じる。
県内での栽培面積を増やそうというプロジェクトがあるらしいが、どうなるかね。栽培方法も技術も大きく変えて行かないと、増えるどころか減る一方だろう。くだものだって同じ。食べる人のニーズに合う魅力ある栽培方法が見つからない限り、担い手が減少している今、これまでと同じ方法では面積が増えることは絶対にない。国産の作物を不自由なく手に入れられるのも、あと何年だろう?作る人、売る人、買う人。危機感を持っているのは、何%くらい?
遅れと言えば、早速の注文に対する返事も遅れている(すみません)。11日以降に注文をいただいた方へはまだ連絡ができておらず(順次連絡致します)。今年は作業の遅れが響いて色んなことになかなか追いつけない。お客さんにも「案内状が届かない」「注文は届いているか」「返事が来ない」と、突かれっぱなし(笑)こんなはずではなかったのだが...
ここ数日はアスパラの茎整理&下枝刈りをしていた。今年は雨除けのビニールがあるので、いつものような雨粒のシャワーを浴びることはなかったが、蒸し暑さのため汗で結局濡れるのだった。
葉が繁ったハウスの中はやや暗い。垂れ下がった枝が顔にかかる。かゆい。しゃがんでいるから腰も膝も痛い。汚れる。こんなことを書くと身も蓋もないようだが、正直、こういう作業をしているアスパラ農家を見て、誰もアスパラ栽培なんてやりたがらないだろうなと思う。機械化できない作業は時間もかかるし、きつくて辛いからだ。そういう作業がアスパラには多い。当園の栽培面積は微々たるものだけれど、それでもキツいと感じる。
県内での栽培面積を増やそうというプロジェクトがあるらしいが、どうなるかね。栽培方法も技術も大きく変えて行かないと、増えるどころか減る一方だろう。くだものだって同じ。食べる人のニーズに合う魅力ある栽培方法が見つからない限り、担い手が減少している今、これまでと同じ方法では面積が増えることは絶対にない。国産の作物を不自由なく手に入れられるのも、あと何年だろう?作る人、売る人、買う人。危機感を持っているのは、何%くらい?
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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[10/01 KINTA]
[09/15 FURUICHI]
[08/16 下栗のマリマリ]
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[07/01 FURUICHI]
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