人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
昨日の続きで、屋代駅到着。
しなの鉄道も乗り入れている屋代駅。その業務はしなの鉄道が行っているという。ここ終点に至るまで数々の古くて味わい深い駅舎を見てきたが、やっぱり屋代も同じ。たぶん同時期なのだろう。
ホーム上の屋根
渡り通路も屋代側だけは木造。しぶい!
屋代駅から出た風景。特に何も見えて来ない。とにかく寒い。
とにかく駅から近いということで前もって決めておいた店でピザをほおばっていると、店内に流れるFMから聴き憶えのあるイントロが。ぅわぁ『痛快ウキウキ通り』だ!!こんなこともあるんだなぁと顔がにやつく。忘れられないピザになるだろう。
パリパリ生地が美味。ランチは大食いの私たちにとって物足りず。料金やや高め。
お腹をそこそこ満たした後は、メイン通りをぶらぶらと歩く。空きテナントが多い。特に面白そうな店もない。なにせ寒いので反対側の小さな書店に入ってから駅に戻ることにした。こういう本屋は意外と農業関連の本が置いてあるから好きだ。レジまで行って、前々から気になっていた写真集を発見。数枚めくって見て即買い。なんだか今日は縁を感じる日だな。夫も農業技術書で気に入ったものがあったが、こういう本は日頃から行く地元の本屋で買おうということで書籍名だけ覚えて店を出る。
その地元の本屋は「にしざわ書店」というのだが、ここは「西沢書店」だ。これも縁か。郷土関連の本が充実した良い本屋さんだと思った。
滞在時間2時間。これが最後になるであろう屋代線でまた戻る。
やわらかい光を反射するシート。
縁あって購入した本
14時5分、井上駅着。行って帰って3時間。なかなか楽しいお出かけとなった。おしまい。
...と思いきやこの日はやっぱり縁ある日だった。帰りの電車に乗る頃、この前日に連絡を取ろうとしていたS氏より電話が入る。なんでも近くまで来ているので、どうします?とのこと。それじゃあということで、かねてよりお願いしてあったぶどう(ナガノパープル)の剪定を見てもらうことにした。
自宅に着くと大慌てで着替え、私はS氏と共にぶどう畑に直行。お互いの長靴が雪の上でキュッキュと音を立てる。それほど寒さは気にならない。さっきまでの「お出かけ楽しかった♪」的な気分の頭をフル回転で”パープル中梢剪定”の方へ持って行く。剪定を始めて以来疑問に思っていたことなどを思い起こし、S氏にあれこれ尋ねながら真面目にご指導たまわった。この時、純粋に楽しいと思えた”何か”。よくわからないが、それこそがいつかきっと何ものにも代え難いものになるだろうなと直感していた。
こうして面白い一日は終わったのだった。こんな風にヒトと、モノと、繋がりを強烈に感じるのもいい。そう感じながら過ごせるのもいい。残念ながらあの車窓はもう無くなってしまうけれど、この機会に得たもので私は気持ちが豊かになった。
守ってあげられなくて、ごめんね。
しなの鉄道も乗り入れている屋代駅。その業務はしなの鉄道が行っているという。ここ終点に至るまで数々の古くて味わい深い駅舎を見てきたが、やっぱり屋代も同じ。たぶん同時期なのだろう。
ホーム上の屋根
渡り通路も屋代側だけは木造。しぶい!
屋代駅から出た風景。特に何も見えて来ない。とにかく寒い。
とにかく駅から近いということで前もって決めておいた店でピザをほおばっていると、店内に流れるFMから聴き憶えのあるイントロが。ぅわぁ『痛快ウキウキ通り』だ!!こんなこともあるんだなぁと顔がにやつく。忘れられないピザになるだろう。
パリパリ生地が美味。ランチは大食いの私たちにとって物足りず。料金やや高め。
お腹をそこそこ満たした後は、メイン通りをぶらぶらと歩く。空きテナントが多い。特に面白そうな店もない。なにせ寒いので反対側の小さな書店に入ってから駅に戻ることにした。こういう本屋は意外と農業関連の本が置いてあるから好きだ。レジまで行って、前々から気になっていた写真集を発見。数枚めくって見て即買い。なんだか今日は縁を感じる日だな。夫も農業技術書で気に入ったものがあったが、こういう本は日頃から行く地元の本屋で買おうということで書籍名だけ覚えて店を出る。
その地元の本屋は「にしざわ書店」というのだが、ここは「西沢書店」だ。これも縁か。郷土関連の本が充実した良い本屋さんだと思った。
滞在時間2時間。これが最後になるであろう屋代線でまた戻る。
やわらかい光を反射するシート。
縁あって購入した本
14時5分、井上駅着。行って帰って3時間。なかなか楽しいお出かけとなった。おしまい。
...と思いきやこの日はやっぱり縁ある日だった。帰りの電車に乗る頃、この前日に連絡を取ろうとしていたS氏より電話が入る。なんでも近くまで来ているので、どうします?とのこと。それじゃあということで、かねてよりお願いしてあったぶどう(ナガノパープル)の剪定を見てもらうことにした。
自宅に着くと大慌てで着替え、私はS氏と共にぶどう畑に直行。お互いの長靴が雪の上でキュッキュと音を立てる。それほど寒さは気にならない。さっきまでの「お出かけ楽しかった♪」的な気分の頭をフル回転で”パープル中梢剪定”の方へ持って行く。剪定を始めて以来疑問に思っていたことなどを思い起こし、S氏にあれこれ尋ねながら真面目にご指導たまわった。この時、純粋に楽しいと思えた”何か”。よくわからないが、それこそがいつかきっと何ものにも代え難いものになるだろうなと直感していた。
こうして面白い一日は終わったのだった。こんな風にヒトと、モノと、繋がりを強烈に感じるのもいい。そう感じながら過ごせるのもいい。残念ながらあの車窓はもう無くなってしまうけれど、この機会に得たもので私は気持ちが豊かになった。
守ってあげられなくて、ごめんね。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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[09/15 FURUICHI]
[08/16 下栗のマリマリ]
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