人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
サンふじ2回目の収穫が終了。これにて直販分の発送を終える。温暖化の影響からか今年は良品が少ないため、注文分ギリギリの量だった。なんだかあっという間だ。
この赤いりんごともお別れなんだな、と思うとなんだか淋しい。
闘牛じゃないけれど、なんだかこう、りんごの赤にはムラムラとしてくるのだ。特に収穫初日などには心なしか気分が高揚する。次から次へと真っ赤な実を(中には真っ赤じゃないものもあるが)カゴへ入れながらも周囲の赤に目移りするほど、やや興奮状態で収穫をしていると言っていい。
二人で収穫する場合、実際に樹から実を穫る作業は私が担当することが多いので、運搬や選果を担当する夫にはこの感覚がいまひとつわからないようなのだが、きっとあの赤には動物的本能が働くのだろう。
これまでは「りんご=赤い」というイメージがあり過ぎてシナノゴールドのような黄色いりんごの地位がなかなか上がらないと思っていたが、きっと理由はそれだけではないのだ。もし黄色いりんごが広く受け入れられるようになってその味が好まれたとしても、赤い実には敵わないのだろう。真っ赤なイチゴとかトマトとか。赤い色には「おいしそう」と思わせる効果があるのかもしれない。
ただ、赤にもいろいろある。黄味を帯びた赤か、青味のある赤か。それによってサンふじの味も違うのでご用心を...
この赤いりんごともお別れなんだな、と思うとなんだか淋しい。
闘牛じゃないけれど、なんだかこう、りんごの赤にはムラムラとしてくるのだ。特に収穫初日などには心なしか気分が高揚する。次から次へと真っ赤な実を(中には真っ赤じゃないものもあるが)カゴへ入れながらも周囲の赤に目移りするほど、やや興奮状態で収穫をしていると言っていい。
二人で収穫する場合、実際に樹から実を穫る作業は私が担当することが多いので、運搬や選果を担当する夫にはこの感覚がいまひとつわからないようなのだが、きっとあの赤には動物的本能が働くのだろう。
これまでは「りんご=赤い」というイメージがあり過ぎてシナノゴールドのような黄色いりんごの地位がなかなか上がらないと思っていたが、きっと理由はそれだけではないのだ。もし黄色いりんごが広く受け入れられるようになってその味が好まれたとしても、赤い実には敵わないのだろう。真っ赤なイチゴとかトマトとか。赤い色には「おいしそう」と思わせる効果があるのかもしれない。
ただ、赤にもいろいろある。黄味を帯びた赤か、青味のある赤か。それによってサンふじの味も違うのでご用心を...
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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