人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
ふじ、シナノゴールドの予備摘果終了。リミットぎりぎりぃ。
ふじの着果量は(私たちが作業した園地では)樹により差があったけれど、やはりどれも例年よりは少ない。ただ、今年被害を一番受けたのはシナノゴールド。実となる中心花(ちゅうしんか)が霜でとことんやられてしまった。側花(そっか)がならせた実で対応するが、これほど側花ばかりを残したことはこれまでにない。味に影響しないと良いのだけれど...
さて、その着果量。周辺の園地を観察してみたところ、防霜(ぼうそう)ファン設置区域にあるふじの畑は霜の影響をあまり受けていないようだ。防霜ファンとは大きな扇風機みたいなもので、このあたりでは果樹園に、暖地では茶畑でよく見かける。気温が設定温度を下回った時に自動的に風を送る仕組み。これも万全ではないと思うが、今年みたいな気候にはばっちり効果があったのかもしれない。
このようにエネルギを投入して食べ物を作ることが今後はもっと必要になるんだろう。そうなったら(先日の話ではないが)ここはりんごの適地ではなくなる。ここより暖かい霜の降りない土地で、締まりのない味のりんごが作られるのも、遠い未来ではないのかもしれない。
ふじの着果量は(私たちが作業した園地では)樹により差があったけれど、やはりどれも例年よりは少ない。ただ、今年被害を一番受けたのはシナノゴールド。実となる中心花(ちゅうしんか)が霜でとことんやられてしまった。側花(そっか)がならせた実で対応するが、これほど側花ばかりを残したことはこれまでにない。味に影響しないと良いのだけれど...
さて、その着果量。周辺の園地を観察してみたところ、防霜(ぼうそう)ファン設置区域にあるふじの畑は霜の影響をあまり受けていないようだ。防霜ファンとは大きな扇風機みたいなもので、このあたりでは果樹園に、暖地では茶畑でよく見かける。気温が設定温度を下回った時に自動的に風を送る仕組み。これも万全ではないと思うが、今年みたいな気候にはばっちり効果があったのかもしれない。
このようにエネルギを投入して食べ物を作ることが今後はもっと必要になるんだろう。そうなったら(先日の話ではないが)ここはりんごの適地ではなくなる。ここより暖かい霜の降りない土地で、締まりのない味のりんごが作られるのも、遠い未来ではないのかもしれない。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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