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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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110318.jpgアスパラの収穫が始まった。
量的にはまだ少ないがいよいよ収穫期の到来である。

地震から10日経っても被災地の苦しみと原発の困難は続いている。こんな中で例年のようにアスパラのご案内をしてよいものかどうか、迷った。でも、地震発生の数日後には「いや、こんな時こそ案内しよう」と心に決めていた。

地震が起きてから数日。知人はどうしてるだろう?地震の被害はどうなんだろうと気にかけていた時、益子に住むKさんから携帯の留守電にメッセージが入っていた。『こっちは皆元気です。そっちはどお?』と彼女のいつもの明るい声を聞いた途端、なんだが無性に嬉しくて嬉しくて、ふさいでいた気分が一気に晴れた。これまで通り農家はきっちりと作物を育てて提供すること、それこそがやるべきことなんだと。案内することを決めた瞬間だった。

その後、彼女と電話で話した時も『普段どおりやってよ』と言われた。また、宇都宮で家屋に被害が出たNさんはアスパラの注文を下さった際に『無事な人間が経済を回していくことが日本再生につながると思う』と一言が添えてあった。さいたま市のYさんは『是非、元気になる食べ物を絶えることなく提供して下さい』と。何の不便もなく暮らす私たちが逆に励まされているかのようだと思った。

毎年注文を下さる方でも今はそんな気分ではないのかもしれないし、それも当然だと思う。だからこそ、こんな混乱の中でも「食べたい」と思って下さる方々に、精一杯報いたい。今の日本には不安材料が多いけれど、家族や友人との食事で一瞬でも喜びを感じられるような、そういうものを送りたい。これまで以上に強く思う。
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他所での会話
「被災地に行って支援できる人は現地へ、お金で支援できる人はお金を送金し、知恵をだせる人は知恵で・・・それぞれがやれることをやれば良い」

・・・その通りだと思います。

4月に入っての気候から感じるのは、昨年同様露地栽培には厳しい一年になるだろうという事です。
今年も午後2時から冷たい北風が吹き続いていますね。

おそらく今年も果樹の糖度と完熟の遅れで苦労することになるでしょう。

周囲のりんご園は相当強く剪定してます。
昨年の反省からだと思います。

また1反歩 近まの園がすべて切り倒しました。
高齢で後継者がいませんが、生きている間は栽培し続けるとの話でフジを減らしました。
フジを減らし秋映とシナノゴールドに接ぎ木で切り替えが進行中です。
B4 2011/04/05(Tue)01:40:59 edit
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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