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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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f2da677a.jpg小布施町でクレープを食べてから帰宅。丸一日だけの温泉行きだった。行きも帰りも高山村を通り、万座は以外に近いことを知った。帰りは下り坂が多く、なお早く感じた。草津も次回はこのルートで行こうと思う。万座へは...もう行かないかもしれないなぁ。宿で選ぶならね。

今回、私たちにしては珍しくちょっと規模の大きな宿に泊まった。サービスや部屋に関しては少々好みでないこともあったが、それは置いておいて。特に残念だったのは食事である。ああも手作り感ゼロで料理人の存在を感じさせない料理をよく出せるものだと。それを美味しいと(ネットで)評価していた人たちがいることも嘆かわしい。このような食事がまかり通っていることと、近年のくだものの消費が減っていることとが無関係ではないような気がした。もちろんこの関係だけが全てではないだろうが。

正直、あんな料理より新鮮なくだものを一切れ食べる方が、私はよっぽど幸福感を味わえる。あの宿では、食べて「あ〜しあわせ」みたいな感情は重要視されていないかのようだ。提供する側もされる側も、割り切っているのかそれとも全くわかっていないのか、それすら疑問である。

料理、ご飯、コーヒー1杯にしたって、家での方が断然おいしい(笑)。手は込んでいないが普段から新鮮なものだけは食べているのだろう。家庭菜園で少しでも野菜なんかを作って食べている人たちも同じだと思う。飽食の時代とはいえ、いや、それがそもそもいけないのか、ちょっと悲しくなるような料理だった。(ここまで思う宿の料理も珍しい気もするが)まぁ、それでもたくさん戴いた。感謝は忘れちゃいかん。

たまに標高の高い所へ行くと気持ちがいい。山は紅葉が始まっていた。

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無題
ははは、静かなる怒りが伝わるな。10年ほど前に泊まりで釣りに出掛け、それまで充実していたが、友人が選んでおいたくれたところの食事があまりにひどく激震が走り、楽しい1日がパーという事があった。少なくとも宿代を払っているよという事も怒りに加算される。
怒りは写真の美しき風景で浄化して、おいしいくだもの作ってね。
KINTA 2010/10/02(Sat)06:18:48 edit
Re:無題
KINTAさんの激震(笑)わかります。食事の占めるウェイトは大きいですよね。なめたらイカンですよね。はは。今回のは、後からじわりじわりとボディブローのように効いてきました。静かなる怒りは風景と、質素な家の食事と畑の草削りで浄化しました。ありがとうございます。
2010/10/02 08:29
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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