人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
4月の終わり、町内のカルタ仲間の一人であるおばあちゃんが他界した。3月の今年最後のカルタ会でお話ししたのが最後だった。近年は耳が遠くて身体も不自由なことがあったようだけれどカルタの憶えは誰よりも抜群だったTさん。来年は坊主めくりをやろうとか、もっと歌も歌おうね(私が知らない古い歌を皆で歌う会でもある)って話したところだったのに、もうそれは叶わない。
もう会えないんだ。そう思って泣いた。可愛がってくれた人がいなくなる度に、これからもこんな思いをするのだろう。けれど、この哀しさは私がこの町でやるべきことを教えてくれているような気もする。おばあちゃんたちとカルタを囲む時のほっこりした気分。Tさんが歌う時の少女のような微笑み、桃色の頬。それだけは忘れたくないと思った。
もう会えないんだ。そう思って泣いた。可愛がってくれた人がいなくなる度に、これからもこんな思いをするのだろう。けれど、この哀しさは私がこの町でやるべきことを教えてくれているような気もする。おばあちゃんたちとカルタを囲む時のほっこりした気分。Tさんが歌う時の少女のような微笑み、桃色の頬。それだけは忘れたくないと思った。
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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