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人にとって作物とは?植物の存在とは?めぐり合わせで果樹栽培を営むことになった信州のとある農業者が思うこと
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今日はお菜洗い。
小雨が降ったり止んだりのひんやりした空気の中、すっかり身体が冷えてしまった。

前日母が収穫した野沢菜をよ〜く洗い、普通の「野沢菜漬け」と、お菜を細かく刻んで醤油と酢と砂糖で漬ける「お醤油漬け」を仕込み、3時間ほどで終了。昔に比べれば漬け込む量も少なくなったという。今でも親戚などに配る目的で大量に漬け込む人もいると聞くが、そういう人はめっきり少なくなってしまったらしい。

冬の風物詩でもあるお菜洗い。言われるがままにお手伝い感覚だったこの作業も、最近は母の感覚がすんなりと身体で感じ取れるようになり、時間をかけて受け継ぐことの楽しさが少しわかってきた気がする。

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シナノゴールドの収穫を始めているが、色付きや酸抜けが思ったより進まず。
徐々に発送しておりますので気長にお待ち下さいませ。

さて、少し前のこと。溜まりに溜まった疲れを癒しに(笑)野尻湖のホテル エルボスコで一泊。温泉もいいけれど、ぼ〜っとするにはホテルがいい。以前、湖から見たこのホテルにいつか行ってみたいと思っていて、今回それが叶ったのである。

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湖畔の林というか森というか、そういう場所に建つホテルだけあって部屋からの眺めは良い。建物も面白いし、ホテルで働く人たちの笑顔もよい。でも(またしても)食事は期待ほどではなかったのである。まぁ、いつかの料理よりは全然マシだったのだが...

食事のサービス一つ一つが妙に型にはまった印象で面白味がない。料理よりも食器の存在感が勝っていた。なんとか個性を出そうとしているんだろうが、扱いづらい食器はちょっとね...。だいいち、すっかり涼しい(野尻湖は寒いくらいの)この季節に、クラッシュアイスに載せた地物の生野菜が前菜として運ばれてきた段階でテンションが下がる。朝食は朝食でまったく「手間」を感じず...こういうのが垣間見えてしまうのって本当に損だ。旬の素材うんぬん言うならば、まず地元の客をうならせるような料理をお願いしたい、というのはわがままか。

あとでこのホテルの運営会社の存在を知って、なるほどと思う。『旬を楽しむ瞬間』だの『読書するためのホテル』だの、まずイメージありき。上っ面のイメージ。ハードにソフトがついて行っていない。よくあること。

ただ、部屋のロッキングチェアーも大きな窓もすごく好きだ。ラウンジの雰囲気もいい。車で30分そこそこで行ける距離にあるのも嬉しい。私もいい大人になったんだから近場に常宿が欲しいなぁとずっと思っていて、それにはうってつけのホテルなのである。だからこのホテルの今後に実はものすごく期待している。『田舎だけれどオリジナルに洗練された隠れ家的なホテル」。そんなのが好みなんだが(笑)この先、変化があるのかどうか。

帰りは信濃美術館で菱田春草展を見たかったがあいにくの休館日(長野は水曜休みが多い)。なので、岩合光昭のねこ写真展をながの東急百貨店にて。思わず図録も買ってしまった。

あの時見えたのはこの湖だった。(予約したからね)
なんだかんだでよい休息となったことは間違いない。


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110511.jpgアスパラの片付けが一通り終わった。雨降りが続く予報だったため、これ幸いと急きょ軽井沢へ。予約を入れた2時間後にチェックイン。

ずっと雨だったが、かえってのんびりできる。気分転換にホテルは最適な気がする。いつものレストランが朝食専用になっていたのが残念だが、食事はやっぱり良かった。次回は新設のレストランにも行ってみたい。

雨の中にしっとりと佇む教会。もう15年前になるのだな、と思いながらしばし眺めた。

須坂の桜がようやく開花したもよう。故郷の桜はもう散ったもよう。

0410.jpg汗ばむ陽気になった今日。夫の前職場でお世話になった二人が埼玉からはるばるお越しに。お茶を飲んで談笑の後、なぜだか自宅前のナシの樹で高接ぎ(たかつぎ)体験会が始まる。高接ぎとは接ぎ木のことであり、土台となる樹(台木)に違う品種の枝(穂木)を接ぐことである。意気揚々と接ぎ木をする3人。ギジュツシャってこういうことを面白がるのね、と思いながら眺めていた私。

今ごろは渋温泉。またも技術屋らしい話で盛り上がっているのだろう。おいしい料理も食べたのだろう。この収穫期に外泊するなど本来ならありえない事だが、ま、たまには気の合う人との時間も大切に。収穫は私一人でもなんとかなりましょう。ということで、明朝は5時から収穫するぞ~。でも、膝が、Myヒザが...しんぱ~い。
ハウスのビニール補修をおおかた終えてやれやれです。

ビニールと言ってもハウスの被覆はまだ先ですので
今回補修したのは前回の記事のように、ハウスの腰より下にあって
15cmほど土に埋めてあるビニールです。
たった2年でビリビリに破れてしまったので
今回は被覆のビニールと同じ素材を使用しました。

掘って掘って掘って、付け替えて、埋めて埋めて埋めて。
半分以上新しくしました。

さて、下の写真は昨日のお菜洗いです。
1束は刻んで醤油漬けに。
残りは長漬け(普通の野沢菜漬け)にしました。
12月恒例のお菜洗いが済んで、母もホッとした様子。

冬仕事は腰にくる作業が多いですな...イタタ。


 
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管理人(ハナイ)
長野県須坂市に住む。夫と共に果樹の世話をして収穫して出荷・販売することが仕事。栽培品目はもも・プルーン・りんご・ぶどう・アスパラガス。趣味はMac、写真、庭に訪れるレア度の低い野鳥の観察、CSで撮りためた日本映画を夫と観ること。仕事以外はわりとインドアである。
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